コストダウンは軸封部で選ぶ
産業廃棄物処理の現場では、油水分離や中和・凝集プロセスを通じて、汚れた水をきれいにする仕事があります。
もちろん、水があるところには、水を流すためのポンプが欠かせません。
そこで今回は、この産業廃棄物処理場でのポンプにまつわるコストカット法についてご紹介します。
コスト削減できるポンプ
産業廃棄物のよくある水処理プロセス(水をキレイにするプロセス)は、下のようになっています。
この「P」という部分にあるのが、ポンプ。
みつわポンプでは、これら活性汚泥槽の循環や移送、沈降槽の移送ポンプとして多くの実績があります。
たくさん採用されているのはなぜか?
それは、コスト削減に貢献できるからです。
追加コストを払っているポンプ
こういったプロセスで使われるのは、遠心渦巻き型ポンプと呼ばれるポンプ。
扇風機の羽根のようなもので水に力を加えて、移送するポンプです。
水が通るケーシングというポンプの本体に、羽根を回すためのシャフト(棒)が貫通しています。
ケーシングとシャフトの間にはどうしても隙間ができて、ここから液漏れを防ぐためになんらかの軸封部品が必要になる構造です。
そこで多くのポンプで使われているのが、グランドパッキンという詰め物。
完全に詰め物をしてしまうとシャフトが回らないので、潤滑のためにポンプ内部の水を少しずつ漏らしながら使っています。
さらに、できるだけこの「漏れ」を防ぐために、外側から水を流して漏れないように抑える「外部注水」という仕様も一般的です。
つまり、いままでの水処理のためのポンプの多くは、そのポンプの漏れを防ぐためにさらに余分な水を使っている=追加コストを払っている、ということです。
漏れが少なくて外部注水がいらないポンプ
でも、みつわポンプの「シールセルポンプ」は違います。
注水設備が不要で漏れが極端に少ない、機械式の「メカニカルシール」を採用しているからです。
しかも、ダブルで。
漏れを抑える部分が2個あって、潤滑には封入されたオイルを使用しています。
つまり、漏れが少なくて外部注水がいらないポンプ、ということ。
こうした構造で、工場で使用する水の削減と、それに伴うコスト削減が実現できる。
これが、みつわポンプが採用されている理由です。
産業廃棄物処理場のコスト削減ならみつわポンプ
産業廃棄物処理場で「排水量を減らしたい」「コスト削減をしたい」という方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
状況のヒアリングや、対応するポンプの選定など、具体的な提案をさせていただきます。
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