BTI部って他のTech系企業と何が違うの?
こんにちは、BTI部のダイスケです。
今回は事業会社でTech人材として働くときに気になることを中心に、私の所属部署であるBTI(Business Technology Innovation)部の業務内容やその面白さについてご紹介します。
ちょうど1年前の記事でも触れていますが、弊社ではコーポレートアイデンティティを「新たな価値の創造」、その実現方法を「『ヒトのちから』×『テクノロジーのちから』」と定義しています。
その中でBTI部は『テクノロジーのちから』の部分に対して、世の中の新しいテクノロジーを事業・サービス開発に取り入れて、システム開発やグループ全体のDXから社員教育まで幅広く携わっています。
事例は過去の記事でご紹介させていただいていますので、BTIでの働き方を他の企業や組織で働くケースと比較してみました。
■SIer/SES企業と比較してBTI部が面白いところ
SIerは「要件定義から運用保守までシステム構築全般を受託、プロジェクトをマネジメントする」、SES企業は「技術力を発揮して開発をする(契約形態により責任範囲や手法は異なります)」というのが大きな違いです。いずれにしても担当範囲が違うだけで、顧客に決められた要件どおりにシステムを開発する必要があります。
弊社では自社で事業やサービス開発をしているため、要件定義の段階から自身のアイディアを多く反映させることができます。
もっといえば、事業・サービス自体の企画段階から参画することもできるため、影響を与えられる範囲はSIerやSES企業と比べて圧倒的に広いです。
個人的な話ではありますが、ある事業課題をTechの力で解決できるのではないかと提案をしようとしています。
・Techの力で組織や社会を変えていく提案ができ、
・提案したことを世の中に実装し、
・組織や社会が変わっていく姿を目の前で見続けること
という経験は受託開発では得ることが難しいのではないでしょうか。
何よりも、SIerやSES企業内での1エンジニアの枠を超えたこれらの業務は楽しさ・やりがいも強く感じることができます。
■スタートアップ企業と比較してBTI部が面白いところ
ベンチャー・スタートアップ企業は、1からプロダクトをつくることができる点に面白さがあると思います。しかし、1つのプロダクトを時間をかけてつくりあげるケースが多く、安定するまでは1つのプロダクトに縛られてしまうという側面も否定できません。
弊社は創業80年を超える安定した事業基盤もあり、ベンチャー・スタートアップよりリソースを投入できる案件が常に走っています。1からプロダクトをつくることができる案件がたくさんある点は面白いポイントだと思います。
私自身この一年間でも、「不動産管理会社様×電気のシステム構築」「M&Aに伴うPMI」「ECサービスの開発」など、いろいろなプロジェクトに参画しています。
未経験の領域だったECサービスは、EC事業とはなんぞや?からキャッチアップし、自社のビジネスプロセスに落とし込みながら作り上げていく過程で、社内外のステークホルダーとの調整や商品知識まで次から次へと課題が出てきて苦労も少なくありませんでした。
それでも、未経験の領域に挑戦する楽しさや、何よりも実際にサービスが動き出した姿を見られる達成感は格別です。
■大手企業の情報システム部と比較してBTI部が面白いところ
もしかしたら気になる方がいるのでは?と思い、いわゆる「情報システム部」との違いにも触れてみたいと思います。
まず、弊社の場合はBTIと情報システム部は全く別組織です。
それぞれ運用しているサーバーがあったりと共通の役割もありますが、以下のように大きな役割の違いがあります。
BTI部
・グループ全体のICT戦略企画
・グループ全体の事業、サービス開発
情報システム部
・グループ全体のICTインフラ管理(個人端末・全社利用サーバー・ネットワークなど)
大手企業の情報システム部では、どちらの役割も担っているケースが多いと思います。
ただし、大手が故にいわゆる企業インフラの管理に多くのリソースを割いていたり、担当範囲が狭くなりがちだったりと、動きづらさを感じることも。
その点情報システム部と役割が明確に分かれている弊社のBTI部は、事業・サービス開発や業務改善に注力でき、フレキシブルに企画から実装までに関われる点は面白いと感じます。
■まとめ
いろいろな軸で比較して違いをお話してきましたが、私の思うBTI部の面白さをまとめると下記の通りです。
①プロダクトに自分の想いを反映できる
②新規事業・業務改善といった”変化”に特化した仕事に注力できる
③企画から実装までなんでも経験できるチャンスがある
BTI部のことが少しは伝わりましたでしょうか?
他社や情報システム部との比較ということで社外向けの取り組みのお話が中心になりましたが、冒頭でも触れたとおりDXなど社内向けの取り組みも同時に進めています。
BTI部は、企画から実装まで自分たちで作り上げていけるチャレンジングな環境で、やりたいこと・やるべきことは山ほどあります。
三ッ輪ホールディングスでは採用の募集をしておりますので、もし少しでも気になっていただけた方はぜひお気軽にご連絡いただけますと嬉しいです!
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