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岡山県・西粟倉村で新会社 「西粟倉百年の森林でんき」を設立!

こんにちは!経営戦略部の中島です。
三ッ輪ホールディングス経営戦略部に所属し、グループ既存事業で得た知見やノウハウと地域独自の資源を掛け合わせた新たな事業の開発に挑戦しています。
プライベートでも、地元・埼玉県熊谷市で地方を元気にする取り組みを行っており、地域の価値づくりについて考え続ける日々を送っています。

今回は、つい先日岡山県西粟倉村で立ち上げた新事業についてお話できればと思います。

西粟倉村「百年の森林構想」の新たな取り組みとして、地域の脱炭素化に寄与する新電力会社「西粟倉百年の森林でんき」を設立!!

2023年3月28日に「百年の森林構想」に賛同する4社1名の出資による「西粟倉百年の森林でんき株式会社」(以下、百森でんき)を設立しました!
当社もこの事業に出資しており、事業内容にも深く関わっています。

そもそも西粟倉村ってどんな地域??

西粟倉村は岡山県に位置する人口約1400人の小さな村です。
人口規模は小さいですが、近年メディアや他の自治体からも大きく注目されているのです。
まずは西粟倉村の取り組みについて簡単にご紹介します。

村の豊かな自然を活かした「百年の森林構想」

西粟倉村内面積の95%が森林であり、そのうちの84%が人工林です。約50年間守り育ててきた先人たちのため、これからを生きていく子供たちのため、そしてこの地域に愛着を持ち関わる沢山の方々のため。
その想いを大切に「百年の森林」に育てていく、“小さな地域経済”を起こそうとしています。
具体的には、個人所有の森林を自治体が10年間預かり間伐・間伐材の加工販売等を行うことで、地域内の森林を守り続けています。

西粟倉村で起業したい個人を対象に行う「西粟倉村起業型地域おこし協力隊」

西粟倉村を舞台に新たな価値(市場や経済)を創りだす起業家を、「起業型地域おこし協力隊」として最大3年間にわたり支援する制度があります。
立ち上がった村内ベンチャー企業や起業家の数は、これまで行っていたローカルベンチャースクールでの実績も含めると40を超えており、雇用の増加や域外からの資金流入など、様々な面で効果が出ています。

上記は一例ですが、自治体も住民も一丸となって、「上質な田舎づくり」というビジョン実現の為に、常に様々な施策にチャレンジしている村なのです。

「百森でんき」の事業は?

地域で生みだしたエネルギーを活用し、村民の暮らしに「安心・安全」と「豊かさ」を提供する事業を行っています。
今回は、中でも主軸となる2つの事業についてご説明します。

西粟倉村内でのPPA(Power Purchase Agreement)事業

PPAとは、お客様の所有する敷地や屋根などに設備を設置し、そこで発電された電気を有償で提供するというビジネスモデルです。
百森でんきでは、西粟倉村内の公共施設の屋根をお借りして太陽光パネルを設置し、公共施設や地域内に電力を供給します。
これにより、地域の災害への対策とレジリエンス強化にもつながります。

村内にある水力発電施設やバイオマス施設の運用管理

西粟倉村が所有している水力発電施設やバイオマス発電設備の運営管理をしています。
本事業を通じて、安定した電力の地産地消の促進やふるさと納税を活用した収益の還元などへも貢献しています。

この他にも、子ども達と一緒にエネルギーについて学んだり、発電設備や村の視察を目的とした域外からの人の誘致など、地域の価値を高める為の取り組みを積極的に行っています。

百森でんきでは、発電や電気の活用など電力の幅広い知識や知見が必要になるため、安定した経営ができるよう、三ッ輪ホールディングスグループ全体の知見とノウハウを活用しながら総合的にサポートをしています。

再生可能エネルギーで地域をゆたかに

三ッ輪ホールディングスグループでは、これまでLPガスや電力といった身近なエネルギーを扱ってきましたが、現在は既存のエネルギー供給事業に加え、脱炭素やJ-クレジット(環境価値)創出など、社会課題の解決に資する新たな分野にも挑戦をしています。
また、私個人としても前職時代から「地方でどのように雇用を創出するか?」という問題に挑戦してきました。

これまでの経験も活かしながら、どうすれば地域が元気になるのか?皆さんと一緒に考え、汗をかきながら地域での事業活動に励んでいきたいと思っています。

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