ヤリチンとショジョは幸せに暮らしていけますか?
どうも、はじめまして、こんにちわ。
花畑みつと申します。夫以外ショジョです。夫は元ヤリチンです。
noteは4月から始めました。
ショジョとヤリチン2人のトンチンカン生活を綴ろうと開設したものの、放置。これではいかんと、企画に参加してみることにしました。
1.企画紹介 はじめの一歩〜noteでバトンリレーやります〜
今、私はあるコミュニティに参加しております。最近、世界中が元気がなくなっちゃってますが、私たちのコミュニティは、そんな世界の端っこで、アフターコロナの世界を生き抜くにはどうしたら良いのか、本気で考えているコミュニティです。そんな世界の端っこにある、けれども世界一本気のコミュニティでは、ある企画が立ち上がりました。
それが、"noteでバトンリレー"です。私たちのコミュニティって、みんなそれぞれがいろんな人生経験をしてきています。起業、転職、婚活、離婚、子育て、同居、投資、妊活。みんな置かれている状況や持ってるタスクは異なりますが、それを意に介さずにみんなで語り合い、そして、人生にどう向き合うかを意見を交わしあっているんです。
ちなみに私は『ヤリチンとジョジョが結婚して幸せに暮らしていけるか?』という、このコミュニティ以外では絶対に話を聞いてもらえないようなお題を掲げて参加しています。それでも私の仲間は、私の話を聞いて意見を交わして、私の人生を応援してくれています。
そう、誰のどんな話も本人がひたむきに向き合うならば、バカにしたりなんかしない、いつだって本気で付き合う仲間です。
そんな仲間で、これまでの人生で得た事や今感じている事を記事にして、リレー形式でつないでいくチャレンジをする事にしたのです。
私の仲間の共通点は"自分の人生の可能性を信じている事"です。年齢、キャリア、婚歴、子供の有無、そういう事に囚われず、みんな自分の可能性を信じ、今この時を精一杯生きようとする女性ばかりです。
トップバッターはこの企画を立ち上げてくれた、春待まりさん。
企画を立ち上げるなんて、リーダーシップのある積極的な人なんだな、と思いきや、実は、春待まりさんは、聡明ながらとても謙虚で、企画を立ち上げて先導するタイプでは無い、というのがコミュニティ内での認識でした。そんなみんなの認識を見事に裏切り、まりさんは企画を立ち上げてくれました。これって、まりさん自身が、自分の可能性を誰よりも信じているからこそ、そんな事が出来たわけです。
"自分の可能性を信じる"。それを言葉で言うことは簡単にできますが、実際には生半可には体現出来ない事です。私が参加するコミュニティの仲間は、"自分を信じる"とは何かを目の前で己の人生で体現していく姿を見せてくれ、可能性を信じる事の素晴らしさを伝えてくれる、みんなそんな人なのです。そんな仲間の一人、春待まりさんから、私、花畑みつは、バトンを受け取りました。
2.自己紹介 〜ヤリチンとショジョの出会いから4股浮気そして結婚〜
ここで、2番目にバトンを受け取った私、「花畑みつ」が何者か、少し説明しておきます。
私はジョジョ、そして私の旦那さんはヤリチン、これが私を表現するのに一番ぴったりだと自認しています。
ちょっと昔話をすると、私と旦那さんは婚活アプリで出会ったのですが、旦那さんは結婚する4ヶ月前まで4股していて、それ以外にもたくさんの女性と関係を持っていた、自称100人切りのヤリチンでした!
一方で私はというと、箱入り娘として育ち誰とも付き合ったことのないまま、母の勧めで29歳でお見合い結婚した32歳年収2千万円の相手とは肉体関係なしで10ヶ月で離婚、34歳で今の旦那さんと出会い初めて男性と付き合ってセックスしたというショジョでした。
そんなヤリチンとショジョが、紆余曲折を経て結婚をし、今は2人で夫婦として暮らしているわけです。
あ、そうそう、私、4股されてるってこと丸一年付き合っても全然気づいてなかったんです。丸一年、毎週土日を彼の家で過ごしながら、全く気づいてなかったんです。親の庇護のおかげで、アラフォーになるまで人を疑う事を知らなくても生きてこられた、頭にお花畑のある、すっとぼけた女なのです。
だから、私の名前は、『花畑みつ』なんですよ。
そんなすっとぼけた私でも、4股発覚時は途方も無い惨めさを感じました。ショジョを捧げて身も心も彼に尽くした私は、頭の中のお花畑も枯れ尽くして、ひどい怨みが募り、ヤリチンを地獄に突き落としてやろうと画策しました。そこで、4股の彼女たちと共謀してヤリチン地獄行き計画を練ったのです。でも、実行するの辞めちゃいました。だって、誰かを地獄に突き落としたら、自分も一緒に地獄に落ちるじゃないですか。そんなのやだもん。私、幸せに生きていたい!頭の中の全部じゃなくても、ちゃんとお花畑も残しておきたい!だったらヤリチンを地獄に落とすより、ヤリチンがなぜヤリチンとして生きてしまうのかを理解して、ヤリチンを手懐けた方が面白いんじゃないか? 私はそんな風に思いついたのです。だから、結婚することにしました!
結婚する前に落とし前はつけてもらいましたよ。4股彼女が集合してヤリチンを吊し上げました。でもそこまで。それでおしまいにして、結婚する事にしました。だって、心から愛してる人なのです。心から愛しているから地獄に落としたいほど憎くなるのです。人を愛するってこんな気持ちなんですね。頭にお花畑しかなかった私は、愛がこんなにも複雑な気持ちなんだという事に、アラフォーになって初めて知る事ができました。
そこから、私はヤリチンを理解するためにあれこれと行動するのですが、どうやら男性というものは、同じ人間でありながら、女の自分とは全く別の生き物であり、自分の常識の範疇で男性を理解しようとすると、全く見当違いの方向に向かって行ってしまう事に気づきました。そこに気づいたものの、やっぱり男性というものが、頭の中が花畑の私には、さっぱり分からないのです。だから、旦那さんと結婚して夫婦になったという一時的な幸せをボンヤリと享受しているだけでは、この先行き詰るだろうな、と思ったのです。私は旦那さんを、男性を理解したい。そのために男性というものについて知識を深める事にしました。
3.ショジョがヤリチンと幸せに結婚するにはどうしたら良いですか?
男性理解に行き詰まった私がとった行動は、アラフォー婚活コンサルタントである岩熊権造さんの「男の生態学講座」という面白い講座を受けることでした。
岩熊さんは、アラフォー、というか40代の女性を中心にどんどん結婚に導いていく凄腕コンサルタントです。
そんな岩熊さんに私は、こう相談したのです。『ショジョがヤリチンと幸せに結婚するにはどうしたらいいですか?』
今思い返してもこんな相談をよく受けてもらったな、と思いますが、そこを受けてくださるのが岩熊さんです。そんな岩熊さんからは、この講座で、男性の生態について、ご自身の経験や心理学の知識を元に講座をしていただき、私の相談にズバズバ切り込んでいただき、その後の人生を大きく変える考え方を養っていただきました。
岩熊さんが提唱する考え方は一にも二にも『人間理解』。人生を豊かにしたければ、人間理解力を高める事。夫婦関係も仕事も義理の家族との付き合いも近所付き合いも子どもとの関係も、お金を稼ぐことさえ、全て人間理解力が向上すれば自ずと解決するんですよ、と教えていただきました。
そんな教えを授けていただき、未だに同じ講座を受講した女性や、岩熊さんの他の講座を受講した女性たちと共に一つのコミュニティを築いて、みんなで協力して人間理解力を磨いています。それぞれの悩み事をシェアして、みんなで一緒に考えたり、助言しあったりします。このコミュニティこそが、世界の端っこにある世界一本気の仲間が集うコミュニティです。
4.私に訪れた大きな変化
私がこうして人間理解力を磨くようになって、最も大きな変化をした話をします。
かつて頭の中一面のお花畑が枯れ果てた頃の私は、浮気をした旦那さんは悪、私は正義、だと信じていました。でも、岩熊さんの下で人間理解力を養った私は、その対立関係が誤ちだという事にようやく気付きました。私は旦那さんと結婚すると決めてからも、ずっと心のどこかで被害者でいる事の方が、旦那さんは罪悪感で私を大切にしてくれるし、言う事を聞いてくれるし、楽なんじゃないかと思っていました。一方で、被害者と加害者の対立する関係でいる限り、2人の関係は、たとえ婚姻届を出そうが、長い時間を過ごそうが、夫婦としてはどうやったて成熟していかない事にもどこかで気づいていました。そこで私は、人間理解力向上のため、まずは自分の周りにいる幸せな結婚生活を送る人たちと積極的に共に時間を過ごす事を自分に課してみました。これは実は結構辛くて、なぜ目の前の幸せな人たちと比べて、自分だけこんなに不幸なのか、と痛烈に感じる事になりました。幸せな夫婦像を側で見て、嫉妬もしました。けれども、幸せそうに見える彼らを側で観察する事で、そういう幸せな人たちが何の努力もなく幸せな生活を維持しているわけではない事、実は平然と当たり前に、自分と相手を理解しようと思い遣りを持って努めている事を感じるようになりました。彼らも私と同じように悩み、傷つき、苦しみながら、夫婦として成熟していこうと努めている、その手間をかけているからこそ、成熟した幸せな夫婦として成り立っている、ということに気づくことができました。そしてさらに、彼らの心の機微を感じ取った事で彼らと私の大きな違いに気づくことができたのです。それは、私は旦那さんのことを理解する以前に自分の事を理解できていない、という事でした。
私は、お恥ずかしいことに、ずっと自分を"良い人"だと思っていました。周りに迷惑をかけないように、周りが嫌な思いをしないように、そう思って良い人であろうとしてきました。けれども、それが全くの勘違いだと気づいたのです。私が良い人であろうとするのは、相手を思いやる気持ちなんてありませんでした。ただ、自分が損をしたくないからでした。相手から良い人に思われたら自分が得する、物事がスムーズに楽に進む、そういう魂胆でやっていただけでした。私はこの時、初めて自分はけっこうなクズなんだと理解しました。先に申し開きをしておくと、損をしないために、特をするために、物事を円滑に進めるために周りから都合の良い人であろうとする事は、上手な人間関係の立ち回り方です。その行為を否定するつもりはありません。けれどもそういう行為を私は、自分の都合でやっている、という自分の腹黒い魂胆を受け入れず、周りの都合に合わせて私が犠牲になってやってあげているのよ、と人へ責任転嫁をする自分が本当にクズだと思いました。そこまで思い至った時に分かったことがあります。
例えば旦那さんはこうした。
モテない30超えた女性を誘ったら嬉しそうにしたので、他にも彼女はいるし結婚する気は無いけど、この女性にここで断りを入れたら悲しむだろうな、可哀想だし付き合ってあげよう。
例えば私はこうした。
周りから浮いてる人を構ったら嬉しそうにしたので、他にも友達はいるしそこまで仲良くする気は無いけど、この子に仲良くできないよと言ったら悲しむだろうな、可哀想だし付き合ってあげよう。
この2つに何か違いはありますか?旦那さんも私も人に責任を押し付けて自分の責任から逃れようとするクズだな、としみじみ思います。結婚相手は自分と同等の相手しか縁がないといいますが、まさにこの事だと思いました。私は浮気をした旦那さんの事を散々に非難していたけど、自分も同じ事をずっとしてきたんですね。こうして、私は自分自身について理解する事で、旦那さんと本気で結婚する決意を固めました。
そして今も結婚は継続中です。穏やかであたたかい平和な結婚生活、とは言えません。まったく考え方が重ならなくて大げんかしながらすり合わせる日もあります。でも、それも私たちかな、と。正解は分かりませんが、2人で試行錯誤して、ヤリチンとジョジョは今日も夫婦やってます。
さて、私の話はここまで。
次にバトンを渡すのは、コミュニティの仲間の麗子Bさん。
麗子さんも私と同じ『男の生態学講座』を受講されたのだけど、彼女も夫婦関係に試行錯誤する仲間です。
私と同じように、旦那様の事を理解したい、とひたむきに努力する麗子さんにこのバトンを渡します。