ビジネスルッキズムについて考える
「サブスクにすればいいのに。」
と、何度か言われたことがあります。サブスクブームが落ち着いて最近はそこまで言われてないですが。
ビジネスモデルと収益モデルは異なります。
目指すべき姿に向けて、現状の問題解決に向けてアプローチする。そのときに最適な収益モデルを選択すべきと考えます。
プロダクトやサービスの提供価値との整合性を図ろうともせず、最近のSaasの多くはサブスクだからというだけで発言するような人を『ビジネスルッキズム』と勝手に命名してたので、そこについて少し考えてみようと思います。
※もちろんサブスクは1つの例であり全く否定するものでもないし、今後我々も取り入れていくことは視野に入れています。
ビジネスにおいて、見た目(インターフェース)も重要な選択要因です。
「なんでそのデザインのTシャツ作ったの?」
『えっと、オシャレだから。』
「ビジネスルッキズムがいたぞぉー!!!」
とは思いません笑
TBWA\HAKUHODOのように、ブランディングとしてインターフェースを工夫することだって賛成です。(てか好き)
https://www.tbwahakuhodo.co.jp/
見た目でどうこうのことではなく、ハロー効果にも近しいかもしれません。
今後、ChatGPTを入れてないなら良くないサービス、みたいな風潮も出てくるかもしれません(逆も然り)。
しかしその会社がアプローチする問題解決の手段として導入すべきではないと経営判断し、もっと別の良い手法を取っているかもしれない。
経営側も同じ事が言えると思っています。
「これからはメタバースだ!FacebookだってMetaに変えたんだぜ!きっとすごいよ!よし、メタバース事業部つくるからお前責任者な!」
これももちろんメタバースを否定するわけでもないし、様々な手法を試していくことは経営者として必要という前提で、『流行ってるから取り入れたらイケてる』という理由で突っ込むのは危険。
世の中の流行等を不用意に自分の尺度に置き換え、サービスやプロダクトに押し付けるような評価・発言をすること。
これをビジネスルッキズムと自分なりに定義づけるのであれば、私自身も世の中の動向は追いながらも、サービスの本質を常に捉えながら事業を進めていかねばと身を引き締めていきたいと思います。