街頭インタビュー
僕はもうすっかり新幹線で出会った女の持ち物と交換されしまったスタイルになってしまった。
母さん、僕のあのオリバーストーンズのサングラス、どうしたんでせうね?
ええ、夏、東京から大阪へゆく新幹線で交換されてしまったあのサングラスですよ。
母さん、あれは好きなサングラスでしたよ。
僕はあのとき、ずいぶんくやしかった。
だっていきなりあの女が現れて、交換されてしまったものだから。
ここから先は
1,787字
もしも僕の小説が気に入ってくれたのなら、サポートをお願いします。 更なる創作へのエネルギーとさせていただきます。