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文章の減価償却という考え方 Amano Fan

 こんにちは、甘野充です。

 みなさん、減価償却という考え方をご存知ですよね。
 商品を販売する上では原価と販売価格があり、その差額が利益となるわけです。
 そしてその商品を開発し生産するための設備投資があります。
 商品を売って利益を上げて、その総額が投資額を上回ったとき、そこからの利益が純利益となります。それが損益分岐点と言われるものです。

 さて、小説の場合はどうでしょうか?
 極端な話、小説はペンと紙さえあれば書けますから、設備投資はゼロに近いですよね。
 いやいやパソコンやスマホが必要だけど。とは言ってもそれって小説を書くためだけの投資じゃあないですよね。
 そう、小説を書くための設備投資はゼロです。
 創作に要する費用はひたすら人件費となるのです。

 だけど小説を完成させる時間ってどれほどですか?
 ものすごく膨大ですよね。自分の労働力の時給をどの程度に設定するかは人それぞれだと思いますが、ともかく時給計算をすると膨大な金額になるでしょう。
 その作品の価格をいくらにしてどれだけ売れば利益が出ますか?
 noteで一作品百円で売っても元が取れませんよね。

 じゃあなぜ小説を書くのか?
 それは小説を書きたいから。読んでもらいたいから。その価値はプライスレスだから。

 つまりは趣味であって商売ではないから成り立つのです。
 商売として成り立たないわけですよ。
 じゃあ諦めるのか?
 違いますよね。
 その続きはここから。

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