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* 七時になろうとしているのに、今朝はまだ薄暗く、青い。庭を見ると、まるで水の中のように静かだ。しんしんと雪が降っている。 そろそろ娘を起こさないとならない。なのに、青い景色が愛梨を神妙な気持ちにさせる。体が思うように動かせない。 いまだ忘れられない思い出を揺り起こした。 こんなだからわたしはダメなのだ。家庭ひとつ守れない。自分を責める。 一度目の結婚も失敗した。あれは若気の至りだと言ってしまえば片付けられるが、今回は子供もいるのだ。 夫は車のダッシュボー
〜はじめに〜 おすすめの読み方 ①試しに好きなフレーズを探してみる。 ②あ、ここがこーだから、あれがあーで、え?てことは…えー!そうだったのかー!といった感じで深く読んでみる。 ※参考※ 途中まで無料で試し読み出来ます。 ビール片手に(飲めない方は珈琲や紅茶を片手に)まった〜りと詩集を味わってみませんか? 砂の詩集に埋め込まれた仕掛けを楽しんでいただくため、最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。この作品が、どうか心に響きますように! 青い鳥書店もどうぞよ