見出し画像

絵本制作の実践と技法:私の体験とおすすめ5冊!

絵本作家を目指す方にとって、絵本制作の技法を学ぶことはとても重要です。しかし、単なる知識ではなく、実践を通じて身につけることが求められます。ここでは、私自身の経験を交えながら、絵本制作のプロセスや技法を具体的にご紹介します。また、その際に参考になった書籍をリンク付きでおすすめします。


1. アイデアの発想法

私の体験:日常の中からテーマを見つける

絵本制作で最初のステップは「テーマの設定」です。私は初めての絵本制作に取り組む際、何を書くべきか悩みました。そのときヒントを得たのは、普段の生活でした。公園を散歩しているときに見たカラスの親子のやり取りに心を打たれ、「親子の絆」をテーマにした物語を思いついたのです。

このように、日常の中で気づいた感動や発見をメモしておくことが大切です。そこからアイデアを発展させ、絵本のストーリーを作り始めました。

おすすめ書籍
誰でも出版できる絵本作家入門: 30日で出版する方法
ののはらせいこ

プロの絵本作家のアイデア発想法や制作プロセスが具体的に解説されています。


2. ストーリーボードを作る

私の体験:構成の難しさを実感

テーマが決まったら、次は「ストーリーボード」を作ります。私は最初、ストーリーを文字だけで書き始めたのですが、途中で行き詰まりました。その原因は「絵と文章のバランス」が考慮されていなかったことです。

そこで、紙を16ページに折り、各ページに簡単なスケッチと文章を書き込む方法を試しました。この「仮の絵本」を使うと、全体の流れやページの構成が視覚的に確認でき、修正もスムーズになりました。

おすすめ書籍
著者: 小野明、柴田こずえ
絵本作家になるには (なるにはBOOKS)

  • ストーリーボードの作り方や、ページ構成の考え方を実践的に学べます。


3. キャラクターデザイン

私の体験:キャラクターの魅力を高める工夫

絵本のキャラクターは物語を支える重要な存在です。私が作った絵本では、親子のカラスを主人公にしましたが、最初のデザインはただの「リアルなカラス」でした。その結果、試作段階で読んだ子どもたちの反応は薄く、「もっとかわいく、親しみやすくしてほしい」というフィードバックをもらいました。

そこで、カラスの目を大きくし、表情を豊かにする工夫を加えました。また、子どものカラスには少し短い翼や丸っこい体型を取り入れ、読者に愛されるデザインを目指しました。

おすすめ書籍

絵本作家のアトリエや制作環境を覗きながら、キャラクターデザインのヒントを得ることができます。


4. 色彩と画材の選択

私の体験:画材選びの試行錯誤

絵本制作で使用する画材は、作品の雰囲気を大きく左右します。私は当初、水彩画をメインに制作していましたが、柔らかな雰囲気を表現するのに苦労しました。その後、色鉛筆やパステルを組み合わせることで、理想の質感を出すことに成功しました。

また、色彩計画も重要です。子どもたちが視覚的に惹かれるように、暖色系を多く使用しました。例えば、主人公のカラスには濃いグレーを基調とし、背景に鮮やかな緑や黄色を加えることで、動きが際立つよう工夫しました。

おすすめ書籍

最新の絵本作家たちの作品から色彩や画材のトレンドを学ぶことができます。


5. 仕上げとフィードバック

私の体験:プロセスの中での学び

絵本が完成したら、友人や子どもたちに読んでもらうことでフィードバックを集めました。特に重要だったのは、「どのページが一番好き?」と聞くことです。子どもたちの反応を観察すると、特定のページやキャラクターが好まれていることがわかり、改善点を見つけるヒントになりました。

完成作品を出版社に持ち込む際は、ポートフォリオとして複数の作品を用意しました。編集者の方から具体的なアドバイスをもらえたことで、さらなる成長につながりました。

おすすめ書籍

プロの作家たちの制作秘話や完成までの過程を知ることができ、励みになります。


まとめ

絵本制作は、アイデアの発想から仕上げまで多くのステップを要します。その中で大切なのは、実際に手を動かし、フィードバックを取り入れながら作品を磨き上げることです。今回ご紹介した書籍は、私が実際に参考にしたり、学びを得たものばかりです。ぜひ皆さんもこれらを活用し、素敵な絵本制作の第一歩を踏み出してください。

この記事が少しでも良いと思ったら「スキ」や「コメント」「フォロー」をお願いします。※基本的に100%フォロバします。

プロフィールリンクは、 こちらから



いいなと思ったら応援しよう!