チワックスってどんな犬?うちの場合はこんな感じでした
ぷるを迎えた16年前、すでに国内でチワックスを飼っている人はいました。とはいえ、当時は登場したばかりのミックス犬。チワックスの国内での歴史はせいぜいまだ20年ほどといったところでしょう(2024年時点)。初期チワックスはそろそろ天寿をまっとうした子がほとんど。平均寿命をはじめとしたデータが出揃う時期に入ったといえます。
ということで、今回は、あくまで「我が家の愛犬ぷるの場合」として、チワックスとはどんな犬なのか紹介していきます。なお、当初は「ダワワ」といった呼び方もありましたが、現在ではほとんど聞かれません。少なくとも日本においては、チワックスでほぼ統一されているようです。
チワックスの性格
ぷるの場合、性格はとにかく陽気でした。陽気で社交的というのは、さまざまなチワックスの記事でも見られる特徴です。ぷるもそうでした。人が大好きで明るく、自分からどんどん人の中に入っていきます。表情も豊かです。社交的で人見知りがなく、お出かけも大好き。
ただ、人懐こいながらもどういう人なのか見分けているようで、嫌な人は完全スルー。癖のありそうな人は、相手から声をかけられても見向きもしません。
特に好きだったのはお爺ちゃんやお婆ちゃん。フレンドリーでいろいろな人と仲良しでしたが、飼い主からは絶対に離れないという忠犬ぶりも持ち合わせていました。
外見とサイズ
チワックスは、チワワとミニチュアダックスのミックス犬です。垂れ耳でダックス寄りの外見の子が多いですが、ぷるは完全にチワワ寄り。チワワに見られることもよくありましたね。
生後半年を過ぎる頃には立ち耳で落ち着きましたが、パピーの頃は垂れ耳だったこともあります。
我が家のぷるの場合、成犬になってからのサイズ、体重は以下になります。
体重:4〜4.3kg
体高:約25cm
体長:約40cm
胴回り:約40cm
首回り:26〜30cm
一時、体重が5kgを超えたこともあり、行きつけの動物病院では院長先生によく注意を受けていました。病院お勧めのフードを中心にどうにかダイエットに成功。以降、亡くなるまで4kg前半は維持できました。
散歩の頻度や時間は?
チワワの体質をかんがみてか、多くのコラムでは適切な散歩時間については20〜30分ほどと短めで記載されています。
うちのぷるの場合は歩くのが大好きで、1時間でも平気でした。10kmほど、約2時間のコースを休まず歩き続けたことも何度もあります。階段を見ると駆け上がり、崖を登るのも大好きです。
さまざまなペット記事を見ると犬種ごとの目安などが書かれてはいますが、適切な散歩時間には個体差があって当然です。中には、散歩自体嫌いな犬もいます。チワックスは小型犬ですから、はじめは30分程度の短時間から始め、その犬に合った時間や散歩コースを探っていけばいいと思います。
チワックスの寿命は?
チワックスとしての正確なデータは公開されていませんが、我が家のぷるは16歳でした。
東京獣医師会が公開している犬の寿命調査によれば(平成24年1月~27年3月に死亡し、火葬もしくは埋葬された犬1万3951頭中からデータを抽出)、ミックス犬の平均寿命は14.6歳です。これは、平均死亡年齢上位15犬種を対象にしたデータですが、全犬種を対象にしたときの平均寿命は13.4歳となっています。このデータと比較する限りでは長生きであることがわかります。
注意したい疾患やケガ
一般的に言われているのは、椎間板ヘルニアや脊髄疾患です。胴長短足という体型はほとんどの個体で一致している特徴であり、足腰への負担がかかる動きを獣医師から注意されることは多いといえます。うちの場合もそうでした。
気をつけておきたいのは階段など段差の多い場所での歩行ですが、適度に起伏のある地面を歩かせることで筋力をつけることができます。
うちの場合、椎間板ヘルニアや脊髄疾患に悩まされることはありませんでしたが、盲点だったのは心臓です。チワックス特有の疾患ではなく、小型犬に多い心臓肥大が死因につながっています。検査は受けていましたが、体調変化の目安にしていた食欲や呼吸数にまったく問題が見られず、心不全の発作という形で急死しています。
飼いやすい犬種
うちのぷるは、数日の間に心臓発作を何度か繰り返して亡くなりました。ただ、全体的には健康で他の疾患はなく、飼い主に忠実でとても楽しい犬でした。外出も好きで、飼いやすい犬種だと思います。
調べた限りでは、2024年時点においても犬種としての登録はされていません。ミックス犬の域を超えていないものの、人気が衰えることはない犬種です。
と、今回はライターらしく書いてみました!お読みいただき、ありがとうございます。