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神様が結んだ?夫との不思議な縁
初期の頃の著書でも触れていますが、後からいろいろ考えてみると、実はうちの夫とは偶然とは思えないもので繋がっています。
私が助けてもらった聖天様(大聖歓喜天)という神様は、もとはヒンドゥー教のガネーシャ神ですが、そもそもきっかけとなったのは夫の言葉でした。
何でも、ガネーシャという店舗の仕事をし、それが非常に楽しかったというのです。
例のあの家にいるときで、私が
(ここから出るには、どうしたものか)
と日々思案していたあるとき、ふいにその話を始めた夫。そして、聞いた途端、何故だか急にガネーシャが気になり始めた私。
もちろん、ガネーシャの存在は随分昔から知っております。しかし、あれほど興味をそそられたことはありませんでした。すぐガネーシャについて調べ尽くしたものの、それでも辿り着けていない気がした私は
(日本に入って違う神様になっていないのだろうか?)
と思いたち、ついに聖天様を知ることになったのでした。
まあ、ついでに出てきた
「怖い神様」
「祟られる」
といった一般的な噂は、後々覆されるわけですが。
そこからは不思議な出来事が幾度も起こり、家から逃げ出すことも叶い、すっかり守護神となっていただいて今に至るわけですが、あるとき気づいたことがあります。
それは、夫の実家の菩提寺にも聖天様が祀られていたという事実でした。このお寺さんにあるものは、津軽家が奉納したものだそうです。
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(これは、そもそも夫と一緒に聖天様もついてきたのではあるまいか)
とも考えた私ですが、うちも関連がありますし、夫によって初めて縁ができたわけでもありません。
そのエピソードはこちらで書いております。
私が普段参拝し、祈祷をお願いしているのは浅草の「待乳山聖天(本龍院)」で、そこでは毎年「星祭」があり、数え年と名前が書かれたお守りをいただけます。
訳あり物件からの引っ越しの際、兄には大変世話になったこともあって、引っ越し後は兄の分もお守りをお願いするようになりました。
実は、うちの菩提寺でも毎年「星供祭」が行われています。お守りの授与はありませんが、「待乳山聖天(本龍院)」のお守りを渡すようになった頃から、兄は毎年何かしら「星供祭」で寄進しているようです。これは、兄が偶然始めたことで、不思議に思っております。
やや逸れたので、話を戻しましょう。
つまり、夫も私の家も、聖天様と無関係ではなかったということです。これは、そもそも縁を結ばれたと考えてもいいのかもしれません。大聖歓喜天は縁結びの神様でもありますからね。
そして、私の経験上、縁を切ろうとする者には手厳しい神様でもあるのです。
『余談』
ところで、改めてうちの菩提寺のサイトを見ていたところ、あることに気づきました。境内案内のページを見たら、荼枳尼天様がいらっしゃるではありませんか!
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どうりで、荼枳尼天がいる某稲荷神社がある土地に移住させられたわけです。荼枳尼天と歓喜天、同じ天部の神というだけでなく、繋がってますからね。
ここまで世間一般に恐れられている神様方と先祖から繋がっていたとあっては、とことん加護していただきましょう。配偶者の家まで繋がっていたのですから、もうどっぷりですww