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自分が生き霊になっていた(らしい)話

今でこそ、生き霊の対策本などを出している私ですが、若い頃はそういったことには無縁で「生き霊」という言葉すら知りませんでした。
そんな20代の頃に、自分が生き霊になっていたらしい出来事を経験しています。著書でも書いていることですが、参考までに紹介したいと思います。

なお、霊能者さんの中には「念が飛ぶ」といった表現をされる方もいるようですが、同じことです。


職場の意地悪な先輩に悩まされた私

当時の私は、大きな失恋をした直後でした。結婚の予定がなくなったために転職したのですが、なかなか立ち直れません。職場で一人になると、つい涙ぐんでいることもありました。

そんな暗い私にイライラしたのでしょう。ある先輩女子社員に執拗に意地悪をされるようになったのです。
普段からキツイ言い方をされ、明らかに仲間外れのようなこともされました。手下のような社員もいて、同じような態度を取られるので余計辛い日々を送っていたのです。

私は会社に行くことが次第に苦しくなっていきました。毎日毎日イジメのことで頭がいっぱいになり、
(先輩、会社辞めないかなあ)
(会社に来られなくなればいいのに)
と思うようになりました。

先輩社員の思わぬ深刻な悩み

数ヶ月が経った頃。
社内の年配の女性社員に例の先輩社員が何やら相談していました。近くにいたので聞こえてしまったのですが、何でも、先輩社員のお母さんが体調不良だというのです。

病院に行ってはいるものの、原因がわからず、困っていると。彼女は未就学児を実家に預けて仕事を続けていましたが、
「子供を見てもらうのが難しいから辞めるかもしれない」
と話していたのです。

それを聞いて驚きました。私が願った通り、彼女が会社を辞めるかもしれないのですから。ただ、何だか怖いな、とも感じました。

そこで、相談を受けていた年配の社員に
「彼女のキツい口調と態度が苦手なこと」
「辞めればいいのにと思い詰めていること」
を打ち明けることに。すると、その人から
「もしかしたら、その思いが彼女のお母さんに飛んでいるのかもしれない」
と言われたのです。

この言葉に怖くなり、反省し、心で詫びました。すると、不思議なことに、そのお母さんは元気になったのです。
その後、私も失恋から立ち直り、先輩とも打ち解けて仲良くなりました。


ただ、彼女の場合、私だけでなく弱い人には攻撃する性格でした。家庭内でもキツい口調と性格はそのままで、息詰まりを感じたご主人が浮気する形で離婚しています。彼女が本当に柔らかくなって私と仲良くなれたのは離婚後で、それまで敵は多かったようです。

人を恨むことは好ましくありませんが、嫌なことをされて苦手意識を持たない人はいないと思います。恨まれる側にも何らかの原因があることは多いものです。


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