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こんにちは、「笑顔工学」の専門家、木村光範です。
笑顔工学って何??という方は、ぜひ自己紹介をご覧ください!
今回は、「車の所有」というテーマについて考えてみたいと思います。
ここ数年、特に都市圏で「車を所有しない」という選択肢が増えてきました。サブスクモデルやカーシェアリングなど、柔軟な利用方法が一般化し、さらには環境負荷を減らす動きも加速しています。
もちろん、車が1人1台必須であるような地域も多いとは思いますが、都市圏においては、いざ計算してみると、「車を所有しないほうがリーズナブル」と気づく人が増えているようです。都心は一時駐車の駐車場代も本当に高くて、すぐ2000円くらいになってしまいますし・・・。
そこで、この記事では車所有のコスト面・環境面・新しい利用形態のメリットなどを整理してみましょう。
車の所有が減っている背景
シェアリングエコノミーの台頭
近年、カーシェアリングサービスが普及し、所有しなくても手軽に車を使える時代になってきました。従来のレンタカーに比べても気軽に借りて返せるのが特徴であるカーシェアリングサービスを利用すれば、
初期費用が不要
保険・車検・メンテナンス込みの定額
使いたいときだけ手配できる
駐車場代がかからない
といったメリットがあるので、「そもそもマイカーを持たなくてもいいじゃないか」という声が増えています。
都内では駐車場も高い
東京都内で車を所有すると、月極駐車場代が高額になりがちです。月3~5万円、場所によってはそれ以上になることも珍しくありません。また、マンションによっては空き駐車場がないケースもあります。駐車場探しが大変なうえ維持費が相当かかるなら、カーシェアで十分、という人が増えるのも納得です。前述の通り、移動先の一時駐車も本当に高いです。
環境・社会の意識の変化
温室効果ガスの削減や排気ガスによる大気汚染など、車がもたらす環境負荷にも注目が集まっています。企業や自治体の取り組みも活発化し、個人としても「車を減らすほうが環境にいい」と感じる人が増えているようです。
車所有にかかるコストを再確認
一般的なマイカー所有コストは、以下のような項目があります。
購入費(新車・中古車いずれも):ローンを組む場合は金利も考慮
任意保険:事故リスクに備えるためほぼ必須
税金関係:自動車税、重量税など
メンテナンス:車検、オイル交換、タイヤ交換など
ガソリン代:燃料費、ハイブリッドやEVでも電気代はかかる
駐車場代:都内だと月3万円以上になる場合も
合計すると、月々5万円~10万円くらいかかる例も少なくありません。もちろん車のクラスや走行距離、駐車場の場所によって変動しますが、少なくとも相当な出費です。
対して、カーシェアの相場はどうか?
タイムズカーシェアなどは、月額1,000~2,000円前後+利用料(10分単位)で利用できる場合が多く、1時間乗っても1,000円ちょっと。サブスクサービスでも車種によりますが月数万円程度で保険・整備費込みというプランがあります。
「週末だけしか乗らない」「月に2~3回だけ遠出する」なら、カーシェアやサブスクのほうがはるかに安く済むでしょう。
近距離だけなら、全部タクシー移動しても、車の所有より安いかもしれません。
それでも「車を持ちたい」心理
私自身も、理屈では「カーシェアのほうがコストパフォーマンスが良い」「都内なら電車移動がメイン」とわかっていても、つい車を手放せないでいます。その理由は、大きく分けて下記のようなものかと思います。
自由に使える安心感
「深夜に急に出かけたくなったらどうする?」とか「荷物を積んで遠出したいとき」に、常にマイカーがあると安心です。カーシェアは予約状況次第ですし、サブスクもプランや車種選択に制限があったりします。愛着・ステータス
車好きにとっては、車自体が趣味でありステータスでもあります。ドライブの楽しさや自分でカスタムする喜びは、シェアカーでは味わえないところでもあるでしょう。(私自身は、ステータスと呼べるような車には乗っていませんが・・・)慣れ・昔からのイメージ
「車を持つことが当たり前だった」という時代の価値観が残っている人も多いです。地方出身者の場合は車がないと移動が不便、という感覚が染みついているかもしれません。
サブスク・カーシェアでOKなケース
とはいえ、都内中心の生活で「月に数回しか乗らない」なら、やはり所有しないほうが経済的でしょう。特に下記に当てはまる人は、思い切って車を手放す検討をおすすめします。
都内在住で、駐車場が高い
通勤は電車or在宅メイン
週末しか車を使わない
比較的気軽に近所にカーシェアスポットがある
車への愛着が薄い(ステータスとかブランドへのこだわりがない)
こうした条件であれば、「所有」という重い負担を下ろして、必要な時だけサブスクやカーシェアに切り替えるほうが、圧倒的にラクで低コストになるはずです。
サブスク・カーシェアのメリットと注意点
メリット
費用が明確かつ定額(サブスクの場合)
保険・税金・整備費が含まれていれば、突発的な出費を気にしなくていい。使わないときの負担がない(カーシェアの場合)
走った分だけ払うので、乗らない月はほぼゼロコスト。様々な車種に乗れる
カーシェアサービスなら、好きなときに別の車を試せる。
注意点
予約が取れない場合も
人気の場所・時間帯だと予約が埋まっている可能性があります。遠出や長期利用は割高になるケース
カーシェアの場合、長時間パックがあっても所有と比べると割高になることがあるので要チェック。保管場所がない分、荷物を積みっぱなしにできない
スポーツ用品やベビーカーなど、都度持ち運びが必要になる。車の状態は選べない(カーシェア)
清掃状況・傷の有無などが気になる場合もある。
まとめ:所有を見直す時代へ
都内を中心に、車の所有を見直すムーブメントが確実に進んでいます。サブスクリプションやカーシェアリング、さらにはライドシェアなど必要な時にだけ借りるという選択肢が当たり前の時代になりつつあります。
もちろん、「どうしても自分の車が欲しい!」という趣味や価値観は尊重されるべきです。ただ、
月々にかかるコスト
駐車場を探す煩わしさ
結局そんなに乗らない…
環境負荷や社会的トレンド
などを総合的に考えると、「所有しない」ほうがメリット大という結論になるケースが増えているのも事実です。
もしあなたも「最近あまり乗らないのに維持費がかさんでいる」と思うなら、一度サブスクやカーシェアを試してみて、その良さと不便さを肌で感じるといいかもしれません。
私自身も頭ではわかっていますが、やっぱり車が好きなので所有しています。そんな「趣味的なもの」に今後なってくるのかもしれません。
シェアリングエコノミーは、車以外でも、さまざまなもので普及しつつあり、ビジネスモデルとして注目に値します。
私自身も、自家用車は所有していますが、「自転車」は、もっぱらシェアリングサービスを使っています。
今後も、シェアリングエコノミーが発展し、車だけでなく様々な所有形態が変わっていくことでしょう。「持つ」 から 「使う」 へ・・・そんな社会の変化を上手に活用して、よりスマートな暮らし方を目指してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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