HSP 私の場合 その5「嫌いという感情はあってはならない?」
こんばんは、自分見つめ隊です。
前回は、私が気になるBGMについて書いてみました。
今回は、ヒトやモノなど、何かを「嫌う」感情の捉え方について書いてみます。
私は昔から「嫌い」という感情を持つことに罪悪感を持っていました。
物心ついたときから、「何かを嫌ってはいけない」みたいなルールを自分に課して生きていました。
どうしても苦手な食べ物の好き嫌いはありましたが、簡単に「嫌い」と口にはできませんでした。
そして、一番その気持ちが強かったのがヒトに対しての「嫌い」という感情。
ややこしい表現ですが、「嫌い」と思う自分が「嫌い」でした。
「みんなと仲良くできない私なんて人間失格」というぐらい、口には出しませんでしたが、常に意識していました。
当時は「嫌い」と思うこと自体が「その人の悪口を言う」ことと同じことと捉えていました。
心の中ではクラスの全員と親友のように仲良くなりたいと思いながら、人見知りな一面があったり、顔色をうかがいすぎる性質もあり、結局は中途半端な人間関係しか築けないことも多かったです。
確かに当時のクラスメイトや周りの子を「嫌い」にはならなかったけど、よく考えたら「仲良し」にもなってなかった人も多いなぁ・・・なんて、今振り返ると思います。
しかし今になって、「嫌い」という感情は、自分を守ることにもつながるとやっと思えるようになりました。
つまり、「嫌い」という感情をサインにそのヒトやモノから距離を取ることで、自分が必要以上にネガティブな刺激を受けすぎないようにできるということです。
以前の私は「どんな人でも受け入れて仲良くしないといけない」と思っており、「仲良くしてくれてるんだから一緒にいないと」とか考えてしまっていた時もありました。今考えたらなんともこじれた関係ですね・・・
そんな関係で無理して周りに合わせて仲良くしようとしていると、気づけば自分の本音を抑えてばかりで、本当に自分が楽しんでいるのかわからなくなってきます。
本当の自分が出せないまま、仮の自分で人付き合いをしている状態です。
周りからすると仮の自分を気に入って近寄ってくるわけなので、こちらが無理をして付き合っていることに気づけないまま悪気なく関係を続けよう、あるいはもっと近づこうとしてしまうでしょう。
これって自分にとっても周りの人にとっても良い状況とは言えないですよね。
あ、「嫌い」かも・・・と思ったら、無理して付き合わず距離を取る。
自分の周りの人間関係は、自分の本音を大切にしながら距離感をうまくとっていく。
そうすれば、本当の自分を気に入って近寄ってくる人も増えるのではと私は思います。
自分自身も周りの人も、それぞれが本当に気の合う人と出会い、心地よく過ごすことが出来るといいですね。
それでは、今夜はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。