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HSP 私の場合 その3「疲れてはいけない?」

こんばんは、自分見つめ隊です。

前回から、「今考えればHSPだったのかな」と思う自分の性質について触れてきました。

今回は、「人と会って楽しんだ後に疲れる」ことについて振り返ってみます。


以前にも触れたことがありますが、私は小さいころから一人で過ごすのが平気なタイプでした。

もっと正確に言えば、一人で過ごすことが当たり前で、「一人が寂しい」という感覚がわからなかったという感じです。

それが大学に入り、初めての夏休み。

「友達と会わない毎日・・・あれ?なんか寂しいぞ?!?!」

初めて人と会わない「寂しさ」を実感しました。

それから、自分は人と会って話すことが好きであると自覚し、友達と食事に行って長時間しゃべったりするようになりました。

そんな暮らしをしていたある日、ふと母からこんなことを言われました。

「人と会った後に何で疲れてるの?楽しくなかったの?」

言われてみると確かに、遊んだ日の帰宅後に疲労感があるのは事実でした。

「普通は楽しかったら元気が出て、例えば明日も頑張ろうって思えるものよ」

そういう日もありますが、私は毎回元気が出るというわけではありませんでした。

もちろん、友達と会うのは楽しいですし、嫌々ではなく自分が本当に行きたいから行ってますし、悩みを共有して心が軽くなったり、友達からいい刺激を受けて「私も頑張ろう」と思えることもたくさんあります。

しかし、それとは別に、単純に疲れは感じるのです。

それは外出している間はわからなくて、帰宅してから部屋に落ち着いたときに感じることが多いです。


母に指摘されてから、自分の中で少し悩むようになりました。

遊んで帰って、疲れを見せてはいけないのか?

疲れることは、その日会った相手に失礼なのか?

疲れるってことは、本当は遊びたくない自分がいるのか?

一人でも平気だった私が、大学に入ってやっと人と一緒にいる楽しみを広げようとしていた時、ますます自分がよくわからなくなりました。

また、別記事で触れているように、私は母の顔色を常に読んで過ごしていたため、これ以上指摘を受けないように、母の前では帰っても元気な姿を見せるようになっていました。

しかし、HSPかもしれないことを自覚し、繊細さんの本を読んでからは、そこがすっきり整理されました。

「人と会うのは本当に好きだし、遊んでいる間は本当に楽しんでいる。ただ、次の日はなるべく休日にして、遊びでたくさん刺激を感じた自分を休めてあげよう」


学生の頃から、1日の中で3~4つの予定を入れたり、連日で予定を入れたりすることはよくありました。

しかしいざその予定をこなすと、予定がない日にエンジンが切れたように何もやる気が出なかったり、体調を崩すときもありました。

しかし、今振り返ればかなり無理をしていたんだなと思います。

それぞれの予定が自分にとって本当に大事だったり、少々忙しくてもこれくらい平気と思ってスケジュールを詰めてしまったり。

自分がHSPかもと自覚してやっと、身体的な疲労だけでなく、精神的な疲労(病むといったネガティブなものではなく、純粋に疲れるという感覚)のことも考慮すればよかったのかと理解できました。

「予定がたまたま空いているから休む」のではなく、自ら積極的に「休みという予定を作る」という感覚を手に入れました。


今では、予定を入れるときにはなるべく時間に余裕をもたせ、その前後の日の予定も含めて、「疲れないかな?」とよくよく考えるようになり、普段から「身体は元気だけど、心は疲れてないかな?」と自分の調子を気遣うようになりました。

人と会った後に疲れる自分を悪く思わず、そんな自分も肯定的に受け入れることが出来ています。


それでは、今夜はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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