入院前:同僚、友人、彼氏への連絡
いぼ痔&コンジローマ治療の入院に際して困ったのが周囲の人達への伝え方。急な休みで仕事に穴をあける以上何らかの説明は必須です。入院する、とは言うものの、うちの職場はあまり行儀の良くない人達が何人かいるため痔とは言いづらい(ましてやコンジローマとも)。私は職場ではゲイであることをカミングアウトしていないのですが、痔だというと変なからかわれ方をされないか心配だったというのもあります。そこで職場には胃潰瘍の手前の処置、ということにします。パワハラ気味だった先輩にも、これ以上変なストレスかけるなよ、という牽制にもなります。胃潰瘍だと1週間くらい入院するみたいなのですが、ここは胃潰瘍の「手前」だと濁して逃げます。
友人達には基本黙っていることにします。いくつか飲み会の誘いを断りましたがこれは仕事の都合ということで。ただ既に入っている予定をリスケしてもらった仲の良い友人数名には信頼を損ねないように痔の手術だと伝えました。家族は基本連絡せず、一人暮らしなので下手に連絡しても心配をかけるだけという判断です。
私は当時から今まで付き合っている彼氏がいるのですが、彼には正直に全部話しました。流石にちょっとナーバスでした、性感染症といわれるものですから。今回、感染経路が正直よくわからないのです。彼氏と付き合いだしたのは今年の3月頃。コンジローマの潜伏期間は長ければ数ヶ月にもなるらしいのです。とりあえず過去の話はしても意味はない、今後の治療の話、念のため相手も症状がないか確認して、とお願いしました。優しくフォローしてくれたのは本当に救われました。
ここで一番良くなかった...と思うのが、職場にも優しい方達は沢山います。直近で私に負担がかかるような仕事の状況が続いていたため、胃が悪くて入院すると伝えたところ彼らに凄く心配をかけてしまいました。罪悪感に苛まれ、唯一全ての状況を伝えた彼氏に懺悔をしたところ「職場のストレスがあったのは事実、そのストレスが病状を悪化させたこともあり得るから、気にしすぎるな」とのこと。まあそうですね。でも本当は嘘なんてつきたくなかった。理由を言わなくても必要なら数日休めるような職場環境じゃないことがそもそも良くないですよね、そのせいにします。