ロジカルパンツァーを紐解いてみる<小説の書き方>
最近、自分自身を定義した「ロジカルパンツァー」なる造語を改めて深掘りしてみようかな、という深夜のお遊び即興執筆コラムです。
定義
ロジカルパンツァー、論理的直感型作家という矛盾した概念です。
私のスタイルのフルネームは
「即興執筆特化型キャラクター駆動ロジカルパンツァー」なんですが。
長いので「ロジカルパンツァー」と省略して呼びます。
特徴
ノープロット完全即興執筆
キャラクター駆動
ロジカルパンツァー
書かない美学
ノープロット完全即興執筆
いきなり本文を書いて行きます。
5000文字の短編から30万文字の長編まで書けます。
50万文字までは書きましたが、100万文字とかは未体験ゾーン。
30分で小説を書け、というのを数十万文字続けるだけのスタイルです。
これはパンツァー(直感型作家)なら感覚は理解できると思う。
プロッター(計画型作家)には理解が難しいのかも?
キャラクター駆動
私の中核になる部分ですね。
肉厚なキャラクターを物語に投入していくと、それぞれが化学反応を起こしてドラマを形作ります。
キャラクターが自発的に行動しセリフを口にするので自然です。
「作者が動かしてる」という操り人形感覚がなくなります。
簡単に言うと「キャラクターが勝手に動く」を延々続けてる状態です。
ロジカルパンツァー
即興執筆でありながら整合性と一貫性が保たれます。
「どうやってるの?」と思う人、たぶんキャラクター造形をきちんとしてないか、物語の普遍的な構造がきちんと頭に入ってない人じゃないかな? と思ったりする。
キャラクターに厚みがあって、物語の普遍的な構造がわかってれば、自然と収束します。
キャラが生きてることが論理構造の担保になる形ですね。
まぁこの辺、全部自動筆記先生が整合性を取ってくれてます。
私自身が意識することは特にないです。
書かない美学
自動筆記先生の「引き算の美学を進めた書かない美学」がミソ。
ノンストップ即興執筆で、原則として手戻りをしないので、「書いてから余分を削除する」ということをしないです。
つまり「テキストとして文章を吐き出した時には引き算された結果になっている」ということです。
これは末端の文章だけじゃなく、あらゆるところで顔を出します。
「匂わせるだけで極力明示しない」、つまりドラマの細部を暗示するスタイルとも言えるかもしれません。
普段は明示しないので、見せ場でキャラクターが感情を吐露すると印象が深まるおまけつき。お得ですね?
ほら、隠されてる「もの」が明かされた瞬間って気持ちいいし、印象に残るでしょ?
この「書かない美学」も私のスタイルを支える重要な骨格です。
まとめ
とまぁ、最近独自定義した「ロジカルパンツァー」なる造語、概念をまとめてみました。
似たような執筆スタイルの人は居るかもしれないけど、ここまで自分を定義している人は居ないのかもしれない。
最近はプロット不要で長編書く人も増えてるみたいだし、案外お仲間は居るのかもしれないけどね。
こういうのは週間連載漫画家の方がお仲間がいる気がする。