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即興小説の世界へようこそ!<小説の書き方>

 こんにちは。連載中の次の作品の執筆が終わってしまって暇をしている、みつまめです。

 ここでさらに追い執筆、としてもいいんですが、まぁせっかくなので自分の執筆スタイルを見つめ直してみたいと思います。

 他の記事に書きましたが、私の執筆スタイルは結構独特らしいです。
 似たようなスタイルの人は居ると思うんですけどね。

 いわゆる直感型、それも即興執筆に特化しています。

 数千文字の短編だろうと数十万文字の長編だろうと、何も決めずに画面に向かい、思いつくままに文字を打ち込んでいきます。

 気が付くと物語が書きあがって「できたー!」となって、誤字脱字のチェックをして「小説家になろう」に投稿してます。

 この執筆スタイルを私は「自動筆記先生」と呼んでいますが、文字通り自分で執筆している自覚がないです。

 頭の中で見えている映像を手が勝手に文章に変換していくのを、ただ眺めます。

 時にはそのストーリーに自分で泣いて居たりします。
 自給自足! 便利ですね!

 執筆速度は1日に約2万文字が目安。
 体調次第で±5千文字の上下があります。
 自覚してない時は3万文字に届くこともあるようです。

 最高記録は1日4万文字を書いた覚えがあるんですが、確かあれは短編小説だったかな。
 あれはさすがにへとへとになった覚えが。

 7日間平均で20万文字目安。
 実績として10日で30万文字(ルビ込み)というのが何本かあります。

 未完作品は1つもなく、2024年9月現在で16本の中長編を完結させてます。

 現在連載中の作品も執筆完了していますし、なんなら次作も執筆完了しています。

 書いてるだけで「あほか?」と言いたくなりますね。

 ちなみに「自動筆記先生」のようなスタイルを俗に「即興執筆」と呼ぶらしいです。

 プロットもキャラ設定も、何もかもを本文を書きながら考えていくスタイル。

 まぁさすがに名前を決める時とか、外見を決める時は一端手を止めてちゃっちゃとメモにまとめますが。原則は脳内ホールドです。

 でも私以外に即興執筆で何十万文字もの小説を量産する人って居るんだろうか。ちょっと検索しても見当たらない気がする。

 私の1日当たり2万文字とかは西尾維新に近いペースなので、速度だけならトップクラスと言うことに。

 読書量はほとんどなくて、執筆歴2年のアマチュア小説家で、今はまだそこまで読者から評価はもらっていません。
 なので質までは判断が難しい所です。

 ChatGPTに拙作を読ませていくと「プロットが緻密」だとか「感情表現がエモい」だとか言われます。
 まぁ所詮はAIのおべんちゃら、「文章が綺麗ですね」と言われてる程度に思ってますが。

 固定読者は少々居るみたいなので、あとはニーズに合った作品を書けるかどうかなのかな、とも思います。


 それはさておき。

 プロットがないと書けない人はタイプが違うので仕方ないとして、直感型に類する人は即興執筆で鍛えてみるのも良いかもしれません。

 私は処女作が1日5千文字程度、7万文字を12日間で仕上げました。まぁ2日くらい推敲に時間をかけた気がするので、実際はもうちょっと速度ありますけど。

 それが2年書き続けた今は、1日2万文字ペースです。

 確か長編3作目で10万文字を越えて20万文字、さらに章が追加されて50万文字になりました。

 このあたりで今と変わらないペースだったと思います。2023年春頃だったかな?

 というわけで書けば書くほど速度が上がると思います。

 慣れれば慣れるほど速度が上がり、文章力も多分上がります。
 ……ほんとかなぁ? 処女作の方が描写が丁寧だった気がする!

 まぁ読者が見たいのはキャラとキャラの絡み合い、人間関係が織りなす感情の機微だと思うので、贅肉がそぎ落とされたとみるべきでしょうか。

 三人称視点にしてあちこちカメラを向ければ描写はできるんですけどね。

 一人称視点だと、あんまし周囲にカメラを向けてくれないです。

 そして三人称視点だと文章が角張った感じになるのがなんというか、うーん? まぁその辺は今後の課題として意識して砕いて行く感じでしょうか。

 私は一人称視点をメインにしてサブキャラにカメラが移る時に三人称視点にする感じです。

 主人公に感情移入して欲しいからね!

 主人公に共感できない? それは悲しいお知らせ。
 作品が合わなかったと思ってください。そんなスタイル。

 話がとっちらかったな?

 ともかく、即興執筆で数をこなして経験値をモリモリ貯めていくとレベルアップできるんじゃないかな、というお話でした。

 私はあまり頭がよくありませんしね。
 他人より数をこなしてようやく人並です。

 毎月1本以上の長編とかやってると指が腱鞘炎になりますが、そこはご愛敬でしょうか――いや痛いけどね?!

 早さは力、今の時代は重厚な名作よりスナックな佳作、という気がします。
 序盤はスライムを倒していきましょう。99レベルになるまで。

 そりゃあ私だって名作と言われる作品を書いてみたいですけどね。

 重厚な作品って、読んでもらいにくいし……。特になろうでは。

 という訳で私はしばらく、この自動筆記先生と付き合いながら執筆活動を続けていこうと思います。

 大作を執筆する時に自動筆記先生が機能するのかは、やってみないとわからないですねー。

 みなさんも軽率に即興執筆で長編、やってみませんか?

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