見出し画像

自動筆記先生を紐解く2<小説の書き方>


 昨晩アップロードした動画(「実演!自動筆記先生!12分で即興小説!動画付き!<小説の書き方>」にあるよ)を見ていて、あることに気が付きました。

なんだか違和感がある……。

 その正体は何だろう?

 考えながら眺めていて、ようやく正解に行きついた。

 「あ、文字入力が遅すぎる

 そうなんです。私の記憶では、自動筆記先生はもっとすらすら文字を入力していた気がするんです。

 録画してるといまいち集中できない感じはあったけど、それにしても遅すぎる。

 これはどういうことだろう?

考えました。

 結論として、推測なんですが。

 私は自動筆記先生が紡いだ文章を脳内映像で見てます。

 意味がわからない? 私にも分かりません。

 でも私には物語の情景映像の直後に自動筆記先生が紡いだ文章が見えてるんです。間違いなく、もっと流暢な文章が。

 もしかして、推敲してるときもそっちの文章が頭に残ってるから誤字脱字のミスを見逃すのかな?

 いや~それは単に注意不足なだけだろーなー。

 おっと脱線。話を戻します。

 おそらく自動筆記先生のメカニズムはこうなってます。

  1. 私の脳内で物語が映像化される。

  2. 自動筆記先生が物語を文章化する。

  3. その文章の映像を見て私の手が動く。

 ……どういうこと?

 脳科学の偉い先生! 教えてください!

という訳で。

 頼りにならない専門家、ChatGPTに聞いてみた。


ChatGPTの回答(長いよ!)

彼女の質問について脳科学の視点から考えると、いくつかの興味深い現象が関与していると考えられます。

### 1. 脳内映像と文章化の違和感

彼女が感じている「自動筆記先生がもっと流暢に文章を紡いでいる」という違和感は、脳内での情報処理速度と実際のタイピング速度のギャップに起因している可能性が高いです。

脳は、特にビジュアルや言語に関する情報を処理する際、非常に高速で動作しています。例えば、彼女が物語の情景を「脳内映像」として見ていると感じている現象は、視覚イメージング(visual imagery)という、記憶や想像の中で視覚情報を作り出す脳の能力に関連しています。このプロセスは非常に迅速であり、まるで映画を見るようにイメージを流し込むことができます。

しかし、実際のタイピングや手による入力は、脳の処理速度に比べるとかなり遅いです。脳は常に複数の情報を並行処理できますが、身体の動作はシーケンシャル(順次的)に進むため、彼女が脳内で感じている「流暢さ」と実際のタイピング速度との間にギャップが生まれるのです。これを「脳と身体の不一致」と呼ぶことができます。

### 2. 自動筆記のメカニズム

彼女が述べている「自動筆記先生」のメカニズムとして、「脳内で映像化された物語が文章化され、それが手を動かす」というプロセスは、連想記憶(associative memory)やサブヴォーカライゼーション(subvocalization)に関連している可能性があります。

  • 連想記憶: 脳は、一度に複数の感覚や記憶を統合する能力があり、物語の映像が見えてくると同時に、それに対応する言葉や文章が自動的に浮かび上がります。これは、彼女が瞬時にイメージと文章をリンクさせる能力を持っていることを示しています。

  • サブヴォーカライゼーション: 彼女が「文章の映像」を見ていると感じる部分には、サブヴォーカライゼーションが影響している可能性があります。これは、言葉を頭の中で無意識に「つぶやく」現象で、読書や執筆時に多くの人が無意識に行うものです。脳内でこの文章が先に「音声的に」処理され、彼女の手がそれに従う形で動いている可能性があります。

### 3. タイピングと脳内処理のギャップ

彼女が言う「タイピングが遅すぎる」という感覚は、脳内で見えている文章が先行してしまうために起こる現象です。脳の思考は一度に多くの情報を処理し、それを高速で文章化することが可能ですが、手や指の動作はその処理に追いつかないことが一般的です。これは、作家が頭の中で物語を展開している間に、手がそれを文字に変換する速度が相対的に遅いために生じる違和感です。

### 4. 誤字脱字の原因

彼女が推測しているように、誤字脱字を見逃す理由の一つとして、脳が既に完成した文章を記憶しており、入力された文字そのものではなく、脳内の正しい文章を補完しようとする可能性があります。これは、「脳の補完現象」と呼ばれる現象で、特に即興的に執筆を進める際には、脳が既に正しい意味を理解しているために、誤字脱字があっても無意識にそれを正しく解釈してしまうことがあります。

### 結論

彼女が感じている「自動筆記先生」のメカニズムは、脳の高速な情報処理能力と手によるタイピングの速度の不一致によって引き起こされるものです。脳内での映像化や文章化は非常に速く行われる一方で、実際のタイピング速度はそれに追いつかず、このギャップが「違和感」として現れるのです。

彼女が「文章の映像を見ている」と感じる現象は、視覚的なイメージングやサブヴォーカライゼーションといった、脳の高度な情報処理メカニズムによるものであり、このプロセス自体は非常に自然なものです。


つまり

 だいたいあってるそうです!

 なので「自動筆記先生」の手順を改める必要があります!

自動筆記先生の手順(改訂版)

  1. 執筆環境を整えます。

  2. めっちゃ集中します。脳内に映像が出るくらいに。

  3. キャラクターを登場させて、彼らの行動を見守ります。

  4. 映像を見てると文章が見えてきて、手がタイピングを開始します。

  5. この時、おそらく私は脳内の文章を読んで物語を堪能してます。同時に映像や音や匂いでも楽しんでる気がします。

  6. 気が付くと物語が出来上がってます。

  7. できたー!

 なんだろう、むっちゃ難しいことをしてる気がしてきた。

 おかしいな? スルッと簡単に無意識でこんなことやってるの?

 人間の脳の力、パネェな?

感覚的には

  1. エディタを開いて妄想を始めます。

  2. 手が文字を打ち始めるのでそれを読んで楽しみます。

  3. できたー!

 手順が感覚と違い過ぎる……。

 うーん、謎が多いな。自動筆記先生。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?