見出し画像

見世物小屋

【昭和ヲタ女子の徒然コラム】

昭和ヲタなので昭和の遺産は積極的に見に行くようにはしていますが、未だ一度も観た事が無い見世物小屋。
屋台などと比較するとずいぶん大掛かりでそれなりの投資は必要だったのではないかなと思われるので、投資を回収して余りある利益を確保できるぐらい大衆を惹き付ける魅力があったはずなのでしょう。
ビジュアル的に私がイメージする昭和感をこれ以上ないレベルで具現化しているので現存しているなら見てみたい昭和文化の最右翼でもあります。
つい先日、新宿花園神社で行われる酉の市で毎年興業が続けられていると小耳に挟み灯台下暗しだったのかと嘆いてしまいましたが、実際に訪れた方にお話を伺ったところ、外観や内部は装飾は昔のままではあるけれど、演目についてはかつてのウルトラカオティックな内容ではなく、それらの雰囲気を踏襲したアートパフォーマンスといった感触だったとの事。
欧米のフリークショーも衰退していますし、日本でも明らかに黒歴史的な立ち位置の文化だったのでしょうから時代の風潮には逆らえないのは致し方無しなのでしょうが、今年の酉の市には花園神社に足を運んで流暢な口上に酔いしれながら未見の時代に思いを馳せてみようかなと思います。

見世物小屋 (6)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?