東京さんぽ/神田川沿い
上げるか迷っている間に、時期外れになってしまった桜の写真。
神田川沿いの桜は、川の両側にソメイヨシノが植えられている。枝が川のほうへ伸びて、花が一斉に咲く時期は圧巻だ。その割に人がそこまで押し寄せないのは、多分観光地ではないからと、ピクニックシートを敷いてお花見というスペースが少ないせいだと思う。
まぁ、狭い通路でしている人もいるけど。
歩いて散策するにはちょうどいい場所だから気に入っていて、桜の時期はのんびりゆったり歩きながら桜を愛でている。
場所によっては電車と桜のコラボなんて写真も撮れたりする。
俯瞰するように上から撮ると、陽の光が反射した川面が綺麗な玉ボケに変わる。台風並みの雨が降れば増水するけど、基本的に川はとても浅い。場所にもよるものの、鴨が泳ぐのではなく、歩いているくらいには浅い。
橋を挟んで両側に桜。
人がいなさそうなところを探しつつ歩く。
3月のちょうど見ごろの時期を逃さず撮れて満足。休みの日に晴れてくれて、なおかつ見ごろに合わせるのは毎年難しい。
撮影をしている最中、くるくると花ごと桜が落ちてくる。それも結構な数が落ちてくる。近くにいる子どもたちが、それを下で受けようとちょこまか動き回っててちょっと面白い(笑)
これ、犯人はスズメだ。
がっつりくわえている。
こうやって撮っている間にも落ちてくるくる。
スズメは穀物食だから嘴が太い。メジロのように細くないから花から直接蜜を吸えず、花の根本をぽきっと折って吸うらしい。
だから、スズメが群がっている桜の下にいると花びらじゃなくて花ごと落ちる落ちる。一体どんだけ食べるのか。花がなくなっちゃうよ。
落ちた一部。
せっかく満開なのに…と思わなくもない。彼らも生きるのに必死だからなんともいえないけれど。それだけ、綺麗に咲いたソメイヨシノがおいしいということでしょう。
引きの写真を撮りたくて、でも思うようには撮れず、結局いつもと似たような写真ばかりになってしまう。
川を背景にするとソメイヨシノが浮かび上がるように撮れる。
左右で異なる桜が咲いている。
右側は白い桜。桜のトンネルのようで綺麗。
白い桜は見ごろを少し過ぎたあとだったのかな?
でも、新緑の葉の色とよく似合っている。
桜色の雪みたい。
あっという間に散ってしまうのがもったいない。
少し場所を移動して、小さな公園の中にあった枝垂れ桜を撮る。
ソメイヨシノよりもピンクが濃くてかわいい。
なんかこう、よく見るふんわり写真を撮りたいのだけど、できないー。
少しそれっぽい?
似ているけど、微妙に違う写真たち。
チューリップも綺麗に植えられていて見事な見ごろ。
とてもかわいい。
チューリップもかわいくて好き。
シモクレンも咲いて(?)いた。
ほとんど見ごろの終わったユキヤナギ。
こちらは今年、いい見ごろを撮り逃してしまったなぁ。
今年の桜の記事は多分これで最後です。
コロナじゃなければ、もっと色々なところに行けたのになという思いと、コロナだったから今まで行かなかったところへ足を伸ばしたのかもしれないという思いが交錯する。
気が緩んでいる、という声も聞かれるけれども、こんなに花が満開だったらやっぱり外に出て愛でたいと思ってしまうだろうと思う。少しでも気分が明るくなるからと思う人のほうが多いのだろうから。それはそんなにも悪だろうか。
もちろん、大勢でマスクもなしに宴会をするのはいまは良くない。でも、喋らず静かに花見をすることの何が悪いのか、わたしには分からない。
すべてを禁止にしてしまったらきっと心が壊れてしまうだろう。
感染を抑えることはとても大事で、そのための対策が大事であることなんてだれに言われなくても分かっている。でも、同じように疲弊した心を守ることだって大事なんじゃないかと思うのだ。
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