【アート】カワイイは正義!~1/31藝大卒展&アートプラザ・アートアワード受賞者展で印象に残った作品
「東京藝術大学 卒業・修了作品展 美術学部/大学院美術研究科修士課程」を鑑賞してきた。
全部みたわけではないけれど、東京都美術館&藝大構内をまわって、色々な作品を鑑賞してきた。私がみた中で印象に残った3作品について、感想を書いておきたい。
カワイイは正義!ひとめで惹きつけられた作品「いっしょにね」
ひとめで強烈にひきつけられた「いっしょにね」(鷹山真彩)☆
ダントツでインパクトがあって、印象に残った!圧倒的にカワイイ♪
人は、何をもって「カワイイ」と感じるのか?はわからないけど、理屈じゃなくひきつけられる。「カワイイ」の黄金律をガッツリおさえている感じ。しかも、オリジナリティがあってキャラがたっている。「怪獣」とか「恐竜」ではなく「いっしょにね」というタイトルも、作者のあたたかい視点が感じられてイイ。ミニチュア&お手頃価格だったら、買って家に置きたいくらい!頭の中でVaundyの「怪獣の花唄」が流れた~歌にある怪獣とは違うけれど、イメージで☆
シンプルにみえて、このシンプルさにたどりつくのは大変なんだろうなぁ~と思う。白と金の美しさ&つるつるっぷり&光沢加減&怪獣の曲線&どんぐりや花などのモチーフ~文句なしにかわいい!3月には個展もするみたいで、「行きたい」と思ったけれど、完全予約制で入場料金も必要なので、都合がわかった段階で空きがあったら、かなぁ…。
CM&ロゴ&展示方法も含めて、総合的に素晴らしい「植物由来のダイヤモンド」
植物由来の成分で作られたというダイヤモンドを使って作ったネックレス&CM動画の展示「植物由来のダイヤモンド」(中村暖)☆
こんな新素材を作り出すだけでもスゴイと思うのに、さらに研磨して煌きを引き出し、さらにネックレスとして仕上げ、さらにさらにCM(プロモーションビデオ?)まで仕上げて、その上で、その美しさを最大限アピールできるような素晴らしい展示方法で展示して~という総合力が素晴らしい!地味な作業から華やかにアピールする段階まで、発想から形にして発表するまで、個人の力から色々な人に協力してもらうまで、総合的に素晴らしい!細かいことではあるけれど、作者名をロゴにしたモノもブランドのロゴみたいで、そのデザインもカッコイイ!まさに、神は細部に宿る!
卒業した後も世界的に活躍していきそうな力を感じた。が、どうして2番目なのか、というと…個人的な好みとして、純粋に「宝石」「ネックレス」としてこのネックレスにひかれるか?と考えた時に…それだけでは感動的なほどひきつけられる力は感じられなかったから。「植物由来の」という点を頭においてみた時には「植物から作ったとは思えないほどキレイ!スゴイ!」と感動するけれど、純粋に他の普通のダイヤモンドのネックレスと並べて置かれた時に、このネックレスにひきつけられるか?というと、そうでもないかなぁ…という感じはした。キレイではあるけれど、宝石デザインとしてどうか?というと、また別の話になる感じがした。
とはいえ、その背景もふまえて総合的にみると、本当に素晴らしい作品だと思う。短い学生時代にこれだけのものを作り上げることができるなんて、卒業した後の長い人生では、どんな新しいことにチャレンジしてくれるのか?~今後の活躍が楽しみだ。
生きているようなカプセル~「重力のあそび」
動画撮影は禁止だったので、よさを伝えられないのが残念だけれど…操作する人との相互作用と動きが面白くて延々と遊んでいられるくらい面白かった&遊んでいる人を眺めているのも面白かった「重力のあそび」(石田己和)☆
「アートプラザ・アートアワード受賞者展」も☆
藝大敷地内では「アートプラザ・アートアワード受賞者展」も開催中だった☆こちらは購入することもできる~けど、すでに売約済の作品もチラホラ~
「黒頂点眼」
色々とステキな作品がある中、一番印象に残ったのは「黒頂点眼」(河崎海斗)審査員特別賞の作品☆上から、横から~色々な角度から眺めて鑑賞できる♪