プロセカの『第2回コネクトライブ』を拝見して
10/9 20時開演(夜の部)のアプリゲーム 『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク』内で開催された、完全バーチャルライブイベント【コネクトライブ】に参加してきました。
悩みつつチケットを買ったのですが、買って、見て、本当に良かったなぁと思いました。興味本位みたいなところもあったんですが、これはみる価値があったなと思っています。
レポートになるかはちょっと自信がないですが、以下にまとめていきますね。
なお、アプリ内のストーリーについてはメインもイベストも読めておりません。(年末にまとめて読みたい願望を持ってます)
伝聞で知った内容ばかりで目で見たわけじゃないので、そちらについての考察は現状できてません。
あらかじめご了承ください。
What is コネクトライブ?
ざっくりと言うと、「ゲーム内で行われる生配信バーチャルライブ」です。
システムから見るに、モーションキャプチャをする演者さんとキャラクター担当の声優さんがセットで行う感じ。現代的には「Vtuberだけど、めっちゃ動くから踊りは別の人が担当してるよ!」って言うと伝わりやすいかな?
声優さんも現場にいるので、コメントなどにリアルタイムで反応することもできます。
ここでチケットを買い、バーチャル空間に移動してライブを楽しみます。
面白いのは、ゲーム内とは言えグッズも売ってること。
利用できるのはゲーム内コインや、ガチャで使うクリスタル。でも、こっちはバーチャル専用だからか無料クリスタルも使用可能です。
ここで当たった景品はプロフカードのカスタマイズで利用できます。
しかし、さすがにこの「雫ちゃんアクスタ一気に6人」は大爆笑しました。
公式さんのインタビューもあるので、こちらもよかったら。
夜のセトリ
夜のセトリはこんな感じでした。
自信ないところはTwitterのレポに頼りました。ありがとう有識者。
アナウンスやトーク以外は昼と一緒だったみたいです。
(ワンダショのショーが昼夜違ったと知って、私は昼も見たくて仕方ありません)
【影アナウンス】
15分前 Vivid BAD SQUAD
10分前 ワンダーランズ×ショータイム
5分前 25時、ナイトコードで。
【本編】
1.群青讃歌 リーダー組
(初音ミク、星乃一歌、花里みのり、小豆沢こはね、天馬司、宵崎奏)
2.千本桜 バーチャルシンガー
3.Color of Drops MORE MORE JUMP!×巡音ルカ
4.ワールドワイドワンダー MORE MORE JUMP!×KAITO
5.「1」 Leo/need×巡音ルカ
6.ステラ Leo/need×初音ミク
7.月光 Vivid BAD SQUAD×MEIKO
8.街 Vivid BAD SQUAD×鏡音リン
9.ジャックポットサッドガール 25時、ナイトコードで。×初音ミク
10.ロウワー 25時、ナイトコードで。×MEIKO
11.ワンスアポンアドリーム ワンダーランズ×ショータイム×鏡音レン
12.トンデモワンダーズ ワンダーランズ×ショウタイム×KAITO
13.セカイ 初音ミク、星乃一歌、天馬司、宵崎奏
14.ワーワーワールド 初音ミク、花里みのり、小豆沢こはね
【アンコール】
15.Blessing バーチャルシンガー
16.Journey(統一衣装版) リーダー組
全体的には「辛いことはたくさんあるけど、みんなで手を取り合って生きていこう」みたいな曲が多かったです。
若い子がやってる印象ありますけど、プロセカそのもののメッセージが「みんなで乗り越える」だと思うのでゲームコンセプトにもあってたのではないかと思います。
楽曲感想とかは長くなりそうなので別にします。
楽曲の公式リンクもそちらで行いますね。
衣装について
今回の衣装は記念ガチャで手に入る周年衣装がメイン。ただ、ビビバス男子は帽子かぶってなかったですね。女子もヘッドアクセサリーはつけてなさそうかな?
男の子、帽子つけるとお顔見えなくなるとかありそうですし合わせたのかもしれない。
ニーゴもヘッドアクセサリーないみたいなので、その辺りは省略したみたいですね。
以下、ビビバスはもう書いちゃったので他の衣装について。
後半の天馬司の出演時間の長さがすごかったので、これバーチャルでなければ衣装替え無理だろうなと思うレベル。彼の通常衣装は着替え大変だろうからね。
バーチャルだからこその衣装替えがとても良かったなぁと言う印象。あとやはりひらみがあると映えますね。
え、好みの問題?それはそう。
レオニだけはバンドなので、むしろスッキリしてる方が好み。その点で今回の衣装とても良いと思います。
衣装だけで語れるくらい。
普段から衣装に力を入れてるゲームだと思ってますが、今回のラインナップとても良かったですね。
演出について
正直に言えば一番見たかったところでした。
ライブについてはあまり量は見てませんが、やっぱり最先端のものってちゃんと見ておきたいじゃない。
だからこそ、「バーチャルライブ」の素敵なところを知りたくて、今回見ることを決めました。
無粋な理由だなぁと思うけど、だって演出は気になってしまうんだもの、仕方ない。
個人的に一番感動したのは、「25時、ナイトコードで。」の「ジャックポットサッドガール」。
直前までビビバスの「街」という、明るくて爽やかな曲が流れていたんです。
ひまわり畑でにかっと笑う杏ちゃん、みたいなカードが実装された曲。すごく爽やかで、「この街で私は生まれ育って、これからもこの街と生きていく」みたいな前向きな曲だったんです。故郷大好きソングですね。
暗転し、カウントダウンが始まって、「次はニーゴ!」という演出があったのは事実。
ですが、「ジャックポットサッドガール」が始まった途端に彼女たちは一気にニーゴの世界に引き込みました。
ピアノの連符から始まるのですが、その始まり方と照明、そして照度上げのタイミングがあまりにも完璧。
その引き込み方のうまさはここがダントツだったと思います。
向日葵みたいな曲からこれだぜ?
しかもこの曲、何がすごいって
イベント配布カードの覚醒イラストがこれなんですけど
(星4持ってないんだよなぁ)
見えますでしょうか、ピノキオよろしく糸で結ばれています。
そして以下をご覧ください。
ライトで「糸」を表現してたんです。
これは本当に感動した。
思いつくことはできてもすぐにできるわけではない。
立ち位置とライトの角度、照度なども調整が必要になります、
しかもこの人数なので、ライトの当て方を気をつけないと全体のバランスはかなり悪くなるはず。
この演出本当に素晴らしかったです。
そして唐突に始まる、ペガサス劇団(?)(ワンダショによるショーです)による世界滅亡スイッチ押下のドタバタコメディ。
……なんでKAITOさんは昼の部からボタンを入れ替えたんや。
いちいち暗くなったりwarning!したり、ある意味幕間はここが一番凝ってたのではなかろうかレベル。
実はワンダショがトリなのちょっと意外だったんですが、ここまで終始笑顔になる楽しいショータイムを見せてくれるなら納得。
最初がキラキラなアイドルで、最後はハッピーエンド大団円で終わると言うのは、とてもいい話の作り方だと思います。
ワンダショの天馬司には「ハッピーエンドにするぞ!」というスタンプがゲーム内にありますしね。
わぁ、そこまでやり込んでないのがバレる。許して。
ワンダショはトークではなく「ショータイム」なので、色んな意味で失敗すると一番だれてしまう、とても難しい選択だったと思います。「台本がある」というのは良くも悪くも段取りになりやすいから。
それでも「おお!」と思わせるのはすごい。あえて名前を「テンマツカーサ」だったり、「ルーイ」だったり、本名からもじることで「演技中だよ!」と観客側にわからせるのはすごいなと。最初のナレだけだと「演技」なのか「そう言うことにしてるワンダショ」なのかわからなかったので、うまかったなぁと思います。
こうは書きましたが、「!?」となれたので掴みは完璧でしたね。聞く気しかなかったから。
やはり観客を惹きつける方法ってたくさんあるんだなぁと思った次第です。
モモジャン。
ペンギン好きな子がここにいますが、まさかペンギンちゃんが出てくると思わなくて笑っちゃいました。
これができるのもバーチャルならではですね。
他にもバルーンとか出してて、さすがアイドル!
かわいいに溢れた、とても素敵なステージでした。
難しそうだけど、今度は少ししっとりした曲でどんな演出がされるのか見てみたい気持ちあります。
レオニはバンドであることを最大限に活かしてましたね。私は気付けなかったのですが、KeyとDramはアイコンタクトをしていたんだとか。あまり前に出ず支える役目である2人がしっかりとセッションしていたことが伺えます。
暗闇の中でスティックで拍を取り、次の曲に移るなどは本当にライブ!これこれ、これが見たかったんだよなー!
つくづく思いますけど、志歩ちゃん(左の緑の服着てるベース)の立ち振る舞い美しすぎて好きなんですよね(ロストワン参照)
メインボーカルの一歌がステージの後ろにまで回ってファンサービスとして歌唱するのはもう完全にスターでした。その間、志歩ちゃんとミクが背中合わせなのも良かった。目が足りない。
ちょうど切れてますが、ビビバスはどうやら「月光」の曲の時に上に月が浮かんでいたそうです。
くそう!気づきたかった!でもそんな余裕なかった!
いやしかしMEIKOさん、ラスボスなんじゃないの。カッコ良すぎる。この曲までビビバス初期メンなのにMEIKOさんとの曲なかったんですよね。
めーちゃん初歌唱が月光だったのはとても良い選択だったなと思ってます。
トーク中に後ろからひょっこりんするリンちゃんがあまりにも可愛すぎた。
(次の曲の出番待ちなんですがフリが待てなかったらしい)
隠してないですが、私がボカロを好きになった理由の1つが「鏡音三大悲劇」なので、結構リンレンについてはひいき目で見ています。
また、夜公演は大きな機材トラブルもなかったので声掛けもなかったのですが、昼公演は機材トラブル中に天馬司が大盛り上がりを見せたんだとか。
ユーザーが天馬司のスキンを使ってたところ、それに反応してくれたみたいです。あと360度かっこいい天馬司だぞー!ってしてくれたみたい。
これもアクターさんと声優さんがリアルにその場にいるからこそ、ですね。
運営さん的には機材トラブルなんて起こしたくないとは思いますが、ちょっとトラブル対応は見たかったなぁという気持ち。ちょっとだけ残念。トラブルがないのはいいことなんだけど、ライブってトラブルも楽しむものだと思ってたりします。(同時に力量がバレるんだけどね)
メタいことをいうと、天馬司の中の人はヘタリアのミュージカルとかやってたことあるはずなんで、場数が一番多かった=慣れていた可能性あると思います。キャラをうまく利用した場つなぎだったみたいです。
あ、気づきました?
今回ので天馬司に落ちましたよ。わんだほーい!
会場について
もはや今更書くことでもないかもしれない。
まず全体はこんな感じ。360度動き回れる円形ステージですね。リアルのライブだと固定席なので、追いかけができるのはかなり重宝しました。
暗くなったらこんな感じ。ユーザーが真四角のポリゴンなので「豆腐」と呼ばれてますが、豆腐がこんなに並ぶと結構怖いですね。いや、光ってるのはライトなんだけど。
普段ゲームに実装されてるバーチャルライブは豆腐の山ができてしまい、目の前を占領されると見えなくなってしまう、と言うことがあるのですが、今回については後ろに下がっても他の豆腐が前に来ることはありません。有料公演、万歳!
この辺りにもこだわりが感じられましたね。
豆腐の大群。こう見ると結構面白いですね。スキンその他を使わない限りはみんな同じ真っ白豆腐。まるで現実と同じである。個性の出し方って難しい。
「月光」で月が映し出されていたらしいモニター。
この色合い綺麗ですよね。ミクちゃんイメージなのかな。
青や緑は比較的目に優しい色なので、「待機」の時間には最適なのかもしれませんね。
今後期待する点(会場)
以下は改善してほしいなーという点。
友人とも話していたんですが、ちょっとどセンターをとった場合の右側ライトが主張が強すぎたかな。
どうしても見えなくなってしまうので、その点はちょっと残念だったかな?と言う印象。
多分、リアルだと確実に目をやると思います(光が目に残りやすい体質だからかもしれない。)
メインはステージのパフォーマンスなので、もう少し抑えめでも楽しめたかな?と言う感じです。
あとは白っぽい衣装の子が多かったので、ちょこちょこ白飛びしてたのは少し残念。
セカライ(リアルイベントの、キャラモデルを使ったライブ)のモデルと違って、比較的平面のモデリング(セカライはひとつひとつのフリルが浮き出るようなレベル)なので、アプリ内のモデルは強い光があたっても立体感が出るわけではないんですよね。照明の当て方はセカライのノウハウを流用できない、と言う意味でかなり難しいとは思います。
やっぱり角度とかの問題もあって難しいんでしょうね。
衣装と照明の兼ね合い難しいよね……。
ただ、ちょっと改善期待したいなぁと思っちゃいました。表情見たいの!!!笑
音響について
普段のバチャライより音質良かった気がします。
顕著だったのはやっぱレオニかな。
こういうのってバンド系が一番違いがわかる気がしてます。音の厚みの関係なのかダイレクトに伝わるんだよね。
ドラムとベースがしっかり響くミキシングになってましたし、それがスマホからも伝わるのがわかったので……素敵な調整だったんだと思います。
スマホをさらにいいスピーカーに繋いだりしたらもっと楽しめたりしたのかもしれないですね。
スマホだと限界があると思いますが、今回の音響については概ね満足です。
ミキシングをやり直したのかまでは流石に不明ですが……こだわったんだろうなと言うのは感じました。
やはりライブ。
音楽そのものにこだわってこそ、ですもんね。
全体のまとめ
良かった点
・アプリ内ライブとは思えないほど満足感が高かったこと。
→生と違って、やはり「配信」って画面の隔たりがあるってだけで没入感かなり下がるし満足度が下がりやすいんですが、これがあまりなくてすごかった。かなり厳密に打ち合わせされてたんだと思います。
でも、配信だからこそ友人と「え!?この曲くる!?」と盛り上がれるのとかめっちゃ楽しい。ライブの醍醐味ですよね、楽曲に気づいて悲鳴あげるの。
・演出にこだわりを感じたこと
・そもそも音楽にこだわりがあったこと
・ユニット紹介ムービーに個性が出てたこと
・セトリに(おそらく)メッセージ性があったこと
・カウントダウンで次のユニットが分かるようになっていたこと(ペンライトの設定を慌てなくて済む)
→生ライブだとサプライズだからめっちゃ慌てるんだ、それも楽しいけどカチカチしてる間に曲が始まってるとか割とある。笑
・ユニットごとの世界観がしっかり固まっていたこと
・リーダー組の衣装を変えるなど、全通組も楽しめる要素を盛り込んでいて「再演」にとどめていないこと
・「ステップアップ曲」、つまり「キーポイントとなる曲」を今回の公演でどのユニットも歌ったらしいこと
→2周年終わったらみんなが更なる成長をしますよ、と言うメッセージじゃないかな
・衣装めちゃくちゃ可愛い
・豆腐の大群にならない(他ユーザーに視界を遮られない)
・少なくとも本番中の人間キャラクターの出番格差が気にならなかったこと(バチャシンも登場回数格差がないように気をつけてたと思います。リンレンは2人でセットかな?それはそれでよき)(リーダー組はそもそも楽曲数が違うのでそこのカウントはしてません)
今後期待する点
個人的な「こうだといいな」です。
・先述の照明問題。これは次回までに改善いただけるととても嬉しいです。
・負荷かかりすぎ問題。アンコールで再接続多発していたので、サーバーなどの見直しをお願いしたい。あとスマホ側にかかる負荷が大きいのは仕方ないですがもう少し軽くなりそうだったらありがたい。
・「キーパーソン」であるはずのミクちゃんの霊圧がないセカイが多い印象。もちろんバチャシンの登場回数問題と関係あると思いますが、彼らの夢を追いかけるきっかけはミクちゃんが大きいと思うので、多少でも霊圧を全てで出して欲しかったなーという気持ち。
(まあ今回いなかったセカイのミクちゃん、割と目立つから難しいよね……モモジャンミクとか不動のセンターすぎるもんな……)
・次回はシャッフルもあったら楽しそうだなと。「コネクト」ですし、人との繋がりを大切にして欲しいです。2年のサービス期間を経て登場人物同士の関係も複雑になっていると思います。ユニットごとに「セカイ」のことは秘密にしてそうだから難しい気もしますが、少しだけ検討いただけると嬉しい。ゲーム組とかやったら楽しそう。そんなわけで、ゲーム内シャッフル楽曲期待してます。(本音)(東雲姉弟デュエットありがとう)
・テスト配信ビビバス優遇問題は少し再考の余地ありかな?という印象です。キャストさんのスケジュールもあるとは思いますが、やっぱり「全部テストはビビバス」はやりすぎだったんじゃないかな。新規会話はどこも欲しいと思う、やっぱり。
・生配信はやはり接続エラーが発生するので、せめてアーカイブ(もちろん有料)があるといいなぁと思います。
・ワンダショ、始まる前に開演ブザーがあったらもっとショーっぽさとか演劇っぽさ出ていいかもしれない(これは素人の戯言)
こんなもんかな?
新しい技術が好きな方とか、ライブが好きな方、ボカロPの音楽が好きな方は今後の開催で参加するとかなり楽しいと思います。
アプリ!?ってなるほどの満足感でしたよ。ソシャゲって昔と違ってこんなにできること増えたんだね。
実際、もっとこうして欲しいなをたくさん書いてるけど「こうだったらもっと嬉しい」でしかなくて、不平不満ではないのです。
これこの値段でいいの?と本気で思ったくらい。
楽曲についての感想とリンクは、先述の通り別のノートに記載しますね。
………8000字以上書いてて自分にどんびいてる私からでした
P.S.コメント拾われてた人ってTwitterに書いてた人?教えてー!