今だけ!「甲羅本店」のかにと鰻(うなぎ)のスペシャルなコラボ御膳&クリスタル三段重を満喫
家族や友人などとの食事の機会が増えてくるお盆休みや夏休み。コロナ禍でここ数年は控えていた3世代での会食が、今夏にようやく実現するという人も多いでしょう。今回はそんな時におすすめの店をご紹介。
全国に41店舗を展開中のかに料理専門店「甲羅本店」は豪華なかに御膳などが魅力。今年の土用の丑(うし)の日は7月30日ですが、「甲羅本店」のうち29店では「かにと鰻フェア」も8月31日まで開催。さっそく実食へ。
巨大いけすにずわいがにや毛がに!最初からテンションがアップ
今回訪問したのは「横浜甲羅本店」。1号店は愛知県の「豊橋甲羅本店」ですが、全店舗に「本店」と付くユニークなブランド。横浜市都筑区にある「横浜甲羅本店」は横浜市営地下鉄ブルーライン(グリーンライン) センター北駅から徒歩10分の場所にあり、土蔵造りのような三角形の屋根や白壁が印象的です。
お店に入るやいなや、目に飛び込んできたのは巨大ないけす。その中では足の長いずわいがにや毛がになどが口から泡を吐き出しながら構えています。出迎えてくれた店長の西村篤典さんが特別にかにを見せてくれました(写真上)。
「活がにをご注文いただいた場合は、いけすからお客様にかにを選んでもらい、このように目の前で網ですくってご覧いただいてから調理しています」と西村さん。
かに料理専門店ならではの豪快で本格的な光景に、入店直後からかなりテンションが高まります。ちなみに活がにの値段は時価ですが、毎月22日は「かにの日」として半額になるのだそう!誕生日や記念日などに、こんなぜいたくな注文してみたいものですね~。
ありそうでなかった、かにと鰻(うなぎ)の豪華コラボレーション
まずは期間限定のメニューからチェック。7月1日(土)~8月31日(木)まで全国29店舗の「甲羅本店」で開催中なのが「かにと鰻フェア」。かにだけでも十分にぜいたくで豪華な食材ですが、夏といえば鰻(うなぎ)。
香ばしく焼いた鰻のかば焼と、身がぎっしり詰まっているずわいがにの天ぷらを盛り合わせた天重の御膳などがラインアップ。さっそく注文!
「特上かに鰻まぶし御膳」5,280円の鰻のかば焼入りの天重は、愛知名産のひつまぶしのように最初はそのまま味わい、次に薬味と一緒に“味変”しながら、最後に特製の和風だしをかけてお茶漬け風に味わいます。このだしが最高においしく感動なのです。「横浜甲羅本店」では昼も夜も提供しています。
かには国内外からお店の目利きバイヤーが厳選して仕入れており、今回はずわいがにを使用。
店長の西村さんは「天重に使う天ぷら用のかには生のカニを使っています。ゆでがによりも揚げる時の火加減は難しくなりますが、代わりに格段にかにのうまみや風味が強くなり、凝縮したかにのうまみをご堪能いただけるからです」とおいしさの秘けつを説明してくれました。
他にかにの刺身、ゆでがにも付いて、かにだけでも3つのおいしさを一度に味わえます。さらに今が旬のハモの湯引き付き。数量限定の御膳なので、早めに試してみてくださいね。
「かにと鰻フェア」の実施29店はこちら。ご近所や帰省先、旅行先にあるかチェックしてみてくださいね。 https://www.kora-honten.jp/#/restaurantlist
【東京都】三鷹甲羅本店
【千葉県】柏甲羅本店、八千代甲羅本店、松戸甲羅本店
【神奈川県】横浜甲羅本店、相模原甲羅本店、平塚甲羅本店、南鴨宮甲羅本店、大和甲羅本店、茅ヶ崎甲羅本店、海老名甲羅本店
【埼玉県】大宮甲羅本店、宇都宮甲羅本店
【群馬県】高崎甲羅本店
【愛知県】豊橋甲羅本店、豊田甲羅本店、刈谷甲羅本店、豊川甲羅本店、春日井甲羅本店、岡崎甲羅本店、白鳥甲羅本店、一宮甲羅本店、津島甲羅本店
【静岡県】甲羅高林店、浜松甲羅本店、静岡甲羅本店、沼津甲羅本店、富士甲羅本店
【福岡県】博多甲羅本店
清涼感がたっぷり♡七夕の季節に味わいたい輝くクリスタル三段重
実は「特上かに鰻まぶし御膳」を注文したのは同伴者で、私は涼しげに輝くクリスタル三段重「夕顔」4,620円を注文してみました。こちらも数量限定で、8月末までのメニュー。宝石箱のようにきらびやかな三段重にひとめぼれ。お重を開けて広げる瞬間がたまりません!女性に大人気の御膳というのが納得。
一の重(下の写真、右下)にはオクラとなめこの和え物やナスの含め煮、海老芋を使った枝豆饅頭(まんじゅう)など、夏野菜がたっぷり使われていてヘルシー。飼料に紅茶を混ぜて育てられたという紅茶鴨(かも)のスモークはとても豊かな風味。
クリームチーズの白和えに甘酸っぱい「干しトマトの洋酒煮」をのせた一品は濃厚で、思わずお酒がほしくなります。
二の重(上写真、左下)には今が旬の「ハモの湯引き 梅肉のせ」が入っていました。瀬戸内海産を使っているというハモは丁寧に骨切りをおこない、上品なうまみで、ふっくらしっとり。ヘルシーな「えごま豆冨」にもかに肉が載っています。
甘めの土佐しょう油で味わう新鮮な生野菜のサラダは、しょう油が素材それぞれの味わいを引き立てます。品数が多くて、どれから味わったらいいか迷います。それが楽しい~!
そうしているうちに、1人前のかに鍋も提供され目の前でクツクツと煮立っていきます。エビやオクラ、カボチャの天ぷらは揚げたてでサクサク。抹茶塩で味わいます。ゆでたずわいがにはかに専用スプーンで身を引き出して、シンプルに堪能。ぎっしり詰まったかに肉は弾力があり、鮮度が良いのが分かります。
ひと口目から感動的なかにのだし!上品でシンプルなのにやみつき
かに鍋も沸騰して出来上がりました。1984年に「甲羅本店」が創業して以来、その製法が受け継がれてきた秘伝のだしは、利尻昆布をベースにしたもの。かにのエキスも染み込んだ上品なだしが、五臓六腑(ごぞうろっぷ)までしみ渡り、夏の疲れを癒やしてくれます。
とろりとしたかに肉と一緒に味わうとため息がもれるおいしさ。もちもちとした豆乳豆腐もクセになる。
このだしはかにしゃぶを筆頭に、他のメニューにも使われている共通のだし。前述した「特上かに鰻まぶし御膳」のひつまぶし風丼のだしにも使われていました。おいしすぎて最後の一滴まで残さずにはいられません。だしは家庭用にレジ脇で販売もされていました。
三の重はテイクアウトでも大人気のかに太巻ずし、そして穴子の押しずしといくらすじ。太巻にたっぷりと入れられたかにペーストは甘やかで濃厚なうまみ。
この絶妙な味わいがとても印象的で、かに三昧のフィナーレを飾るのにぴったり。品数が豊富でおなかがいっぱいになる御膳なのに、ヘルシーなので翌日は不思議と胃がもたれませんでした。
西村店長はかに専門店としてのこだわりを次のようにコメント。
「かには鮮度が命なのです。同じかにの種類でも産地が違えば冷凍技術や輸送の仕方も変わるので、味が全く異なります。空気に触れただけでかにの身はすぐに黒くなりますから、本当に時間との勝負です」。
かにと鰻の豪華なコラボ重、テイクアウトでも年々ファンが増加中
同伴者が味わった「特上かに鰻まぶし御膳」がとても美味しかったので、自宅で待つ子供には同じ天重のテイクアウト商品「特選かに鰻重」3,218円を手土産に購入しました。
白飯約300gにずわいがにの脚2本の天ぷらと、半身以上はある鰻がぎっしりのっています。結構なボリュームでパッケージも立派なので、ギフトに喜ばれますね。
「3~4年前からかにの天ぷらと鰻を合わせ盛りしたお重をテイクアウト商品として販売したところ、コロナ禍の影響もあり、予想以上に人気が出てファンが年々増えてきました。そこで2年前からはイートインの「特上かに鰻まぶし御膳」も提供するようになったのです」と西村店長。
普段、店で鰻メニューは提供していないので、夏場のここ2カ月間だけの豪華なコラボレーション。かにの天ぷらは鰻のかば焼よりも軽いので「丑(うし)の日は鰻重を食べたいけれどちょっと重すぎる…」という年配の方にもおすすめです。
ずわいがにの代わりに本たらばがにを使用した限定30食のテイクアウト商品「特上たらば鰻重」4,536円もありました。前述の「かにと鰻フェア」の実施店でもこれらのテイクアウト商品を販売している店もあるようですが、内容や値段が少しだけ異なるということなので、予約の際にお店に詳細を確認してみてくださいね。
秋には鰻の代わりに松茸(マツタケ)が導入され、四季に応じて季節の食材が変わります。また「横浜甲羅本店」では毎年12月28日~30日の年末は、店の駐車場で青空市も開催。さまざまなかにの冷凍や生、ゆでがになどを大特価で販売するので、毎年、近隣住民のお客様でものすごい行列ができるのだそう。
「横浜甲羅本店」はテーブル席の個室、お座敷、掘りごたつ席などがあり、緑の美しい小庭が眺められる部屋もありました。バリアフリーの店内で駐車場も充実しているので、高齢者のいる3世代家族での来店でも安心です。「長寿祝い膳」6,380円や、1歳のお子様をお祝いする「一升餅」6,380円、「お食い初め膳」6,380円などもそろっています。
台湾や香港など海外からのお客様も多いとのこと。「お肉が苦手な海外のお客様をどこに連れたらいいか…」といった方にも特におすすめです。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
横浜甲羅本店 https://www.kora-honten.jp/e_yokohama/index.html
所在地:神奈川県横浜市都筑区牛久保西2-26-27
アクセス:横浜市営地下鉄ブルーライン(グリーンライン)
センター北駅より徒歩10分
営業時間:平日11:30~15:00(L.O.14:00)/17:00~22:30(L.O.21:30)
土・日・祝 11:30~22:30(L.O.21:30)
席数:25席(1階・2階合わせて)
定休日:なし
電話:045-913-6767(予約がおすすめ)
駐車場:40台以上