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眩しさは痛みなんです。

私の活動(お仕事)の中の一つに「カラーサポーター」というものがある。これはinnochi glassというカラーレンズの度なしのみを販売できるお仕事で、例えば読み書きが苦手な方(お子さんも多い)や、眩しさなどに悩む方のカウンセリングを行い、本人に必要なカラーレンズの提供を行う活動をしている。


「カラーレンズ」「メガネ」というフレーズは、実際「私には関係ない」と思う方が多いけど、実はそうではないことがほとんど。カラーレンズによってしんどさが軽減されたり、勉強(仕事)のパフォーマンスが上がる可能性があることを踏まえると発達障害の方だけの話ではなく、全ての方が対象になると個人的には思っている。

視力はずっと1.0以上で世間一般的なメガネとは無縁だった私が、カラーレンズをかけるようになって気づいたことは「あっ、私って光過敏だったんだ」。確かに、外に出る時や車を運転する時はサングラス必須ではあったけど、そんな自覚はなかった。でも、自分の身体の声、見え方のカウンセリングを通して「自分に合ったカラーレンズ」をかけて活動した結果、夕方以降の余力が数段違った。私の目は光を吸収しやすいようで、目からの光の吸収具合を調整するだけで、エネルギー消費量が変わったのだと思う。

「眩しさは痛み」。そこに関してあまり重要視しない人が多いけれど、例えば光の弱さから日中外に出たくないっていう不登校の子も多いだろうという仮説も立てられる。眩しさは痛みであることを軽視している風潮が子ども支援の弊害になっているかもなと思ったり。

自分で体感したから分かる。眩しいは痛みだし、眩しさをケアするだけでも自分のパフォーマンスは上がる。でも・・・自分の眩しさに関して自覚がない人の方が多い(私がそうだった)。子ども支援もそうだし、大人が自分の「生きやすさ」を追求する中で、自分の眩しさケアを大事にする人が増えてほしいなと思う。


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