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七工匠 7Artisans 25mm F1.8

 以前、「銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 C」の時に、もう1本同時にレンズを買ったという話もちょっと書いたのですが、そのもう1本が、この七工匠 7Artisans 25mm F1.8です。

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 オールドレンズで50mmと135mmがあったので、標準画角の35mm(フルサイズ換算50mm)と、23mm(フルサイズ換算35mm)前後のレンズが欲しかったんですよね。

 元々は、トキナーのatx-m 23mm F1.4 Xというレンズも気になっていたのですが、これは5万円くらいする上に、調べたら、もっと安く売っているViltroxの同スペックレンズのOEMという話もあったので、ちょっと尻込みしてしまいました。

 で、結果、TTartisan35mm同様、1万円以下で買えるからいいかなということで、こちらを買ってみました。

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 デザインは、TTartisan35mmのような特徴的な部分はなく、いたって普通のデザインですが、こちらも金属製でぱっと見のつくりは悪くなさそうです。
 こちらもMFのみでAFは効きません。絞りは、クリック感がないタイプ。HPかどこかには、それゆえに動画向き、となっていました。

 ただ、ピントリングをオーバーインフ側に回そうとすると、普通のレンズのように「ピタっ」と止まらないで、何か内部の段差を乗り越えかけているような、うっかり力を入れすぎて回すと壊れてしまいそうな、ちょっと怖い感触があります。
 そのあたり、触ってみた時の質感はちょっと値段相応なのかなという感じですね。もちろん、オーバーインフ側にピントリングを回すという行為自体あんまり普段はしないので、それで文句を言うつもりはないです。
 ただ、回しきったところでぴったり無限遠になる感じなので、個体差で無限遠が出ないとかがあると怖いですね。(少なくとも私が購入したものは問題ないですし、焦点距離25mmなのでそんなに問題になることはないと思います)

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 またしても逆光で撮ってみると、こちらも結構ゴースト、フレアが盛大に出ます。この辺りは、オールドレンズと同じようなつもりでいた方がよさそうですね。

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 タイル壁を撮影してみると、樽型の歪みと、開放だと四隅はちょっと像が流れています。

DSCF1347 - コピー

 とはいえ、多少絞って撮れば、実写ではそんなに気にならないですね。人物撮る場合は開放使いますが、23mmで人物撮るときに四隅に顔が来るようなシチュエーションも少なそうですし。

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 七工匠のレンズは、物によっては個性的な写りをするものもあるようですが、この25mmに関しては、そこまで個性的というよりは、普段使いに困らない程度にしっかり描写してくれそうです。(もっと味がある方が面白い、という人もいそうですが)
 私としては、とりあえず最初の1本になるので、無難な写りの方がありがたいですね。
 周辺の甘さは多少気になりますが、そのあたりは、単に同時に買ったTTartisan35mmが値段の割に良すぎるだけで、1万円しないことを考えたら十分な写りをしていると思います。

 とりあえず、この2本+オールドレンズでしばらく遊んでみようかなと思います。

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