見出し画像

手元にあるものを長く

祝日に大感謝して、ここぞとばかりに寝てやろうと意気込んでいたのに、結局いつもの時間に起きて着替えてぼんやりしながら煙草を喫い、コーヒーを飲んで外を散歩した。生活習慣ってこわい。つめたい空気に肺が凍りそう。今週もまた雪マークがついていて、気温の上がり下がりも激しい。2月も半ば、1月の後半から冬将軍が本気を出してしんしんと降り積もっては道が凍っている。週末の買い物はだいぶ草臥れた湯たんぽを新調しよう。

家電を買い替えたり、キッチン周りを改造したり、色々と変化をつけて過ごすようにしている。寒くなると家に引きこもりがちになって刺激が乏しくなることを少しでも打開したい思いもあるし、単純に気分転換もある。こまめに掃除をしているから年末に大掃除と呼べるほど大それたことはしていないけれど、断捨離はいつでもしたくて仕方無い。溜め込んだ一年分のものものと淀んだ空気をすべて捨て去りたい。そうしてスッキリした気持ちで新しい一年を迎えられたら清々しくはある。ただの理想。ちなみに昨年末は断捨離できなかった。実家に行くぎりぎりまで仕事をしていたせいで。

ミニマリストに憧れはあれど、元々の心配性から保存食や洗剤類は予備を必ず置いておきたい。災害が起きたことを考えると、普段は使わなくても有事には必要で捨てるに捨てられないものもある。いつの間にか増えているものたちに首を傾げてしまうけれど、それはきっと必要なのだと割り切ることにした。使っていなかったものは使い切る方向で動けば無駄にはならない。

もの一つにも何かしらのドラマはあるはずで。いくら豊富に色々ある時代といっても限りはあって。一つのものを長く使ったり、長く使うためにはどうしようかと考えるようになった。手先があまり器用ではないので壊れても自分で修理できない、それなら壊さないようにしようという結論。雑でものぐさな人間がどこまでできるかわからないけれど、手元にあるものを大切にしてみようと思う。

いいなと思ったら応援しよう!