乱れた自律神経と三井温熱
今回の記事は乱れた自律神経に対して三井温熱療法でどのように対応していくのかの解説になります。
自律神経の仕組み
自律神経は、主に交感神経(アクセル役)と副交感神経(ブレーキ役)によって構成されています。
例えば、昼間活動している時は交感神経の働きが増して、夜間休む時は副交感神経の働きが高い度合で進みます。
この自律神経のバランスはよく例えられますが、一定の長さのロープを綱引きするように働いてます。
交感神経が少し働いて綱を引っ張ると、副交感神経が少し引っ張られ休むという具合ですが、問題は交感神経や副交感神経が綱を引っ張る強さが、その時々に合わせて違うということです。
外部から入ってくる刺激や我々の内部環境の変化はさまざまな強さの刺激となります。
その時々の刺激の強さに合わせて交感神経、副交感神経は綱を引っ張るわけですがバランスが崩れてしまうと過剰に引っ張ってしまったり、少ししか引っ張ってくれないというように、バランス良く働いてくれなくなります。
自律神経はほぼ全身のすべてに分布しています。心臓の働きや呼吸や排泄等、多くの働きと関わっているのでバランスを崩さない意識と方法を身につけて行く必要性があります。
なぜ自律神経のバランスは崩れてしまうのか
自律神経の乱れはストレスが原因になることが多いです。
その他にもホルモンバランスの変化・睡眠不足・不規則な食事・栄養バランス・血糖調節異常などといった多くの要因が、自律神経のバランスと関わっていると言われています。
ストレスコントロールや規則正しい生活を送るなど、ご自身で出来ることも多くありますが、我々がお会いする多くの方々は自助努力をしてもカバー出来ず、バランスを崩してしまっているケースが多いです。
アチチ反応と気持ちいい刺激
三井温熱療法では、本来自身の意思ではコントロール出来ない自律神経に対して、(無意識に働いている為)強弱をつけたアチチ反応(注1)や気持ちいい刺激など、外部環境の変化を起こして、無意識で働いている自律神経を刺激します。
アチチ反応で交感神経を刺激し、気持ちいい刺激で副交感神経を刺激し、更に強弱をつけることでリハビリしていきます。
明らかに不自然だった自律神経の反応が、施療中に変化を感じることも多々あります。(汗のかきかたや手足の循環など)
アチチ反応は交感神経の興奮を熱刺激で鎮める考えのもと考案されました。
交感神経を刺激するので、筋肉へ向かう血管平滑筋が弛緩して、筋肉が緩みます。
筋肉のしつこいコリを取るなら適所適量の熱刺激が重要となります。
三井温熱療法の最大の特徴は熱刺激の強弱にあります。
刺激のメリハリは、熱いか、気持ちいいかの2つと感覚的に分かりやすいと思います。
この2つの刺激は生き物にとって重要な感覚になっています。
感情と自律神経を効率的に刺激して、お客様の自律神経を安定させます。
ただ、高温熱刺激を療法師がお客様に行う以上、その精度を担うのもその療法師の力量が担っています。
悩み多きお客様の自律神経や感情を動かす力が強いだけに、難しい高温熱刺激は上手にやらないといけません。
しかし、技術と信念があれば唯一無二の代替療法になり得ることでしょう。
最後に
最後までご覧下さりありがとうございます。
三井温熱では、セルフケア講座を随時開催しています。
温熱のセルフケアにご興味を持たれましたら、三井温熱のホームページから、セルフケア講座にお申し込みください。ご参加お待ちしております。
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