2. 12AU7を用いたハイブリッドアンプ
本節では、真空管12AU7とトランジスタやMOS-FETを用いて作成したバッファアンプを組み合わせたハイブリッド真空管アンプの回路を作成し、動作をシミュレーションします。
12AU7とダイヤモンドバッファを用いたハイブリッドパワーアンプ
次の図に、12AU7とダイヤモンドバッファを用いたハイブリッドパワーアンプの回路図を示します。
入力信号は±0.1Vの正弦波とし、出力は8Ωの抵抗をスピーカーの代わりにダミーロードとして接続しています。
上の図の回路の入出力信号を次の図に示します。
この回路では、0.5Vppの入力信号が4.0Vppまで増幅できています。これだけ出力があれば、十分な音量でスピーカーを鳴らすことが可能です。
12AU7とFETバッファを用いたハイブリッドパワーアンプ
次の図に、12AU7とFETバッファを用いたハイブリッドパワーアンプの回路図を示します。
入力信号は±0.1Vの正弦波とし、出力は8Ωの抵抗をスピーカーの代わりにダミーロードとして接続しています。
上の図の回路の入出力信号を次の図に示します。
この回路では、900mVppの入力信号を5.0Vppまで増幅して出力できています。