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荒川ロングTT100kmから見えた課題

江戸川から荒川に練習場所を移し、ポジション確認をしながら100kmのロングライドを実施。荒川のコースは広く、走りやすいイメージがありましたが、実際に走ってみると補給のタイミングが難しく、思いがけず課題が浮き彫りになりました。今回は補給・フォーム・ペダリング・ランへの移行を意識しながら走行し、それぞれのポイントで課題が明確になりました。

補給の難しさと今後の課題

今回のライドでは、できる限り走りながら補給を取ることを意識しました。
水分補給以外は極力ストップせずに走る予定でしたが、実際には荒川のコースになれておらず、気軽に補給できるポイントが少ないことに気づきました。良いペースを維持しながら走れていたものの、水分補給のために一時ストップせざるを得ない場面があり、計画通りに進めることができませんでした。

また、ボトルがフレームに固定されているため、DHバーを握っていると補給がしづらいという問題も発生。
安全に飲もうとするとペースが落ちてしまい、ライドの流れが途切れるのがストレスでした。次回は、補給ポイントを事前に決めることと、よりスムーズな補給方法を考えることが課題になります。

特に、エネルギー補給はアイアンマンに向けても大きなテーマなので、補給しやすい環境を作ることが重要だと実感しました。

フォームと空力の課題

次に向き合ったのがフォームです。フィッティングデータでは、柔軟性にゆとりがあり、無理のないポジションのはず。しかし、速度のノリが悪く、思ったようにスピードが出ないという課題が見えてきました。

ホイールは64mmハイトで空力的には問題ないはずですが、強そうなロードバイクに抜かれてしまう場面もありました。ロードバイクとTTバイクの違いはあるものの、このままではタイム短縮が難しいと感じました。

速度を上げるには、出力を上げるか空力を向上させるかの二択。試しに、そのロードバイクのライダーと10kmほど一緒に走ってみましたが、無理に急ぐと疲れてしまい、後のランニングパートに影響が出ることが判明。クレバーに走るために、能力が最も低いランニングを優先するという判断をしました。

結果として、頭を下げて空力を向上させることで、理想のペースを維持する感覚がつかめたのは大きな収穫でした。さらに、DHバーの角度を8度から10〜15度上げると、より楽に伏せられそうなので、RETULをしながらデーターを見ながら全体最適を出していきたい。ただし、頭を下げるポジションは想像以上にきつく、バイクの安定感が失われやすいのも課題。

今後は、空力向上と安定感を両立させるパーツの導入や、フィッティングデータを活用して最適なフォームを作るなどのアプローチが必要になりそうですができる限りはフィジカル強化でトライしてみたい、TTバイクの改造はお財布へのインパクトが大きいので〜

ペダリングの再考

TTバイクのペダリングはロードバイクとは別物。現在、自宅のローラー台にTTバイクをセットし、ペダリングの研究を進めている。TTバイクは剛性が高く、フレームをしならせて推進力を得ることが難しいため、ロードバイクのように「しならせる走り方」はフィジカルダメージが大きくなる。そこで、より効率的なペダリングを模索。

過去のアイアンマンチャンピオンは、83回転で180kmを走ったと言われている。自分も試してみたが、実際には80回転を切ってしまうことが多く、回転数を上げるとパワーが持続しづらい。体重とのバランスも考えながら、足に負担をかけず、スピードを維持しやすい最適なケイデンスを探ることが今後の課題。


ランニングパートへの課題

100kmのバイクパートを終えた後、30分のランニングを実施。バイクからランに切り替わる際の「トランジション」では、想像以上にハイペースで走ってしまう傾向があり、ペース管理が難しいと感じました。スマートウォッチでペースを把握しないと、簡単にオーバーペースになり、後半にバテるリスクが高くなる。

先輩トライアスリートからは、「ハイペースのまま走り切ってもよい」というアドバイスももらいましたが、アイアンマン初心者の自分としては、まずは安全なペースを意識。心の声と向き合いながら、自分に最適なペースを繰り返し模索していくことが大切だと実感しました。

100kmライドを通じて見えた今後の課題

今回のトレーニングでは、補給・フォーム・ペダリングをじっくりと取り組み、ランへの移行と、多くの課題が明確になりました。
• 補給:ライド中の補給をスムーズに行う工夫が必要
• フォーム:頭を下げるポジションを快適に維持できるよう改良
• ペダリング:最適なケイデンスを見つけ、負担を減らす
• ランへの移行:オーバーペースを防ぎ、安定した走りにする

アイアンマンに向けて、これらの課題を一つずつクリアしながら、次の練習に活かしていきたい。今後はフォームの最適化と補給の効率化に重点を置き、より実戦的なトレーニングを進めていく予定。トライアスロンはバイク・ランの組み合わせがカギになるため、バランスよくトレーニングを積み重ね、少しずつ完成度を上げていきたい。

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