TAAC 『狂人なおもて往生をとぐ』観劇メモ
#TAAC 『狂人なおもて往生をとぐ』観劇。原作未履修。少し堅苦しい時代ものを見るつもりで構えていたら、微塵もそんな事なく。現代の日本にも通じる共感と狂気。進むにつれて序盤に放たれた言葉が繋がっていく時の、うわぁ!ってさせられる感じがたまらん。
まず感じる違和感は舞台セット。壁、椅子、そのどれも全てが見るからに傾いていて、白磁の壺がひとつ。次に電球1つに笑いが止まらなくなる父親、呆れる母親に、狂った長男、話を合わせる長女に、合わせきれない次男。そして唯一外からやってくる「常識