理解はできたが実践できないジレンマ
前回の記事で「視覚は最後だ!!」と言っておきながら、今読んでいる本の文字の大きさが私至上最高に読みやすいサイズでテンションが上がっています。あと文字の線の細さがちょうどいい!私のベストオブフォントです。
サイズも大き目だし、分厚いけど(351ページある)文字が大きいのと写真や図が多いので割とさらっと読めています。
(まだ途中だけど)
この本の冒頭に「言葉を育てる」というワードがあり、それを読んで思い出したのが私の教科書の1つ「言葉にできるは武器になる」です。
前者の著者奥野さんも、後者の著者梅田さんも同じキーワードを使いつつ、言葉を育てる方法としては違う方法を生み出して詳しくわかりやすく書かれています。
30歳を超えたあたりから歴史や宗教などに興味が湧くようになり、本を読むようになったし、youtubeも勉強系をよく見るようになりました。
(youtube大学の中田教授には大変お世話になっている)
たくさん本を読んだり歴史を知ったり、本好きな友達と話をしたりして気付いたのは、自己啓発とかビジネス書とかって結局みんな根幹は一緒な事。
著者の方によって言い回しや表現やアイディアや経緯や経験談などは違いますが、根っこの部分は一緒なんだなぁと思いました。
勉強でもスポーツでも、仕事でも人間性についても長く生きているといろんな人からの指導を頂きます。全ての指導を素直に聞けたか、というとそんな事はなく「誰にどのタイミングで何て言われるかで響く時と響かない時がある」というのが私の感想です。
どんなに当たり前で大切な言葉も思春期の時に親から言われると素直に聞けないのと一緒です。
たくさんの人に響く言葉を持っている人も確かにいますが、きっと使う言葉とか人間性とかその時の時代にマッチした人が頭1つ抜きんでるのかなぁと思いました。
そんな中でふと顔が浮かんだのは「こんまり」こと近藤麻理恵さん。
”ときめくお片付け”で有名な彼女はお片付け業界の中では頭1つどころではなく、他者ととんでもない差があるように思います。
時代と片付けがマッチした??”ときめく”というワードがキャッチ―だった?いろんな事を考えてたどり着いた私が思うこんまりさんがずば抜けた理由は「彼女の変態性がキュートだった」です。
御自身の著書「人生がときめく片付けの魔法」で
割と変態的に片付けに捉われていた経験談をされています。
あの「愛嬌のある顔」を具現化したらこうなりました、みたいな愛くるしい姿で「変態」なんて最高です。
あとは、こんまりさんのお片付け方法には型がありますが、こんまりさんご自身が直接お片付けの指導をしてくれて、クライアントごとに型をカスタマイズしてくれる所がいいなぁと思いました。
私は自分が身につけたい技術や考え方、方法論を本を読んで自分の力だけで身に着けようと模索するんですが大抵うまくいきません。
そんな時に読んだ「言葉にできるは武器になる」の中で著者梅田さんが
【書籍やセミナー・講演会の参加などで得たスキルをどれだけの人が実行できるようになったか。”理解はできたが実践できない”というジレンマを抱えている人は多いのではないか】
というような事を言っていて「いや、本当それだよ」と思うのは私だけではないと思います。
やっぱり著者のやり方は著者に一番合っている。
それをまずしっかり理解した上で自分なりの方法にカスタマイズする必要がある。そこがむずかしい。
なので直接1対1で教えてくれるスタイルのこんまりさんは最高なんだなと思いました。
「言葉を育てる」というキーワードはめちゃくちゃ私の胸に響くんですが、奥野さんも梅田さんも個人的にそれを教えるサービスをされているわけではないし、個人的にお願いするような関係性も伝手もありません。
ここはひたすら自分に合ったタイミングで自分に合う言い回しをしている私が尊敬できる人柄の人が書いた本をたくさん見つけてたくさん読むしか方法はなさそうです。