秋の芋掘り遠足が中止らしいんですよ…
こんにちは。mitsuamiのnozomiです。私、芋、別に取り立てて興味があるわけじゃないんです。少し前、ポテサラを買うか作るかとかそんな論争があったそうですが、「ポテサラを選んで食べる」そんなこと頭に浮かんだ試しがありません。じゃがいもを買うとしたらカレーかシチューを作るときか、もしくはポテトチップス、フライドポテト or じゃがりこの形態で購入することがほとんどです。スイートポテトもまぁ、なんというかスイーツなお菓子自体に特別な興味もないし、離乳食期にその栄養価に気づき意識してサツマイモを買った時期があるくらい。里芋に至っては、「あ、そういうのもあったね」くらいです。ちなみに去年のお芋掘り遠足で掘る芋がサツマイモではなく、里芋だったことはこれまでの自分が経験した芋掘り観を覆す衝撃な出来事でした。これはあくまで、私個人の芋観なので、とても美味しいお芋やお芋料理があることは承知していますし、芋産業は活発でいて欲しいと思っています。
で、何が言いたいのかというと、本論に入ります。
保育園や幼稚園、小学校でも、芋掘り遠足を行っている団体はかなり多いと思うのです。クラスの友達や引率の先生、年齢によっては保護者も一緒に畑に行って、泥んこになりながら一生懸命に掘るんですよね。土に汚れるのが嫌な子がいたり、ダイナミックに素手で掘りまくる子がいたり、先生の頼もしさを感じたり、採れる作物もいろんな形や大きさがあったり、気合の割に思った収穫できずがっかりしたり、付き添いのはずのお父さんお母さんが本領発揮して持って帰るのが大変なくらい大荷物になったり、そんな悲喜交々を体験することに意味があるんですよね。
息子の幼稚園ではプランターで、ナスやピーマンの栽培をしています。それが実ると、包丁を使って先生と一緒に切って、炒めて食べるという時間もありました。家庭からそれぞれ、じゃがいも、玉ねぎ、人参を持ち寄ってカレーを作って食べる機会もありました。それらも食育の一環で、食べ物を作ることを伝えるという意義あるものですが、これに加えて芋掘り遠足が例年行われていたわけです。プランター栽培や家庭からも持ち寄り野菜ではない、何か他の教育上の意義があるからこそ芋掘り遠足を毎年行っていたんだと思うのです。
普段身近にはない幾畝もある畑に行くこと自体が貴重な体験です。枝に実る野菜とは違って根菜を掘り出す作業は文字通り手探りです。茎を辿って、掘って掘って傷つけないように慎重にでもしっかり力を込めて。この体験は指、手、腕、踏ん張る足腰、そしてフル回転する脳みそに刻み込まれるはず。帰り道では自分で収穫したその芋たちをどう料理してもらおうか、想像して2度目のワクワクが沸き起こる。そんな記憶が私にもあります。特別、芋好きでない私にも。
そう、芋掘り遠足は、「芋」が欲しくていくのではなく、「体験」できることがたくさんあるからその意義があるんだと思うのです。
そんな芋掘り遠足が、現段階(7月時点)で、中止のお知らせが幼稚園からありました。(中止になったのは他にも夕涼み会という盆踊り的な行事もありましたが、これはもともと土曜日の行事で参加必須のものではありません。)
この中止の理由として明示された3点を以下に記します。
「公共交通機関を利用しなければ現地に行けないこと」
「畑でお芋掘りをするときの物理的環境」
「昼食時における衛生環境」
ならば、
バスの手配は?実際昨年度の芋掘り遠足時同じ畑に掘りに来ている他団体はバスで来ていたのです。自家用自転車や自家用車も認める特例があってもいいのでは?駅の近くに駐輪駐車スペースありますから。
屋外で芋を掘る環境が「密である」懸念のようなのですが、近隣の公園の砂場や園庭の砂場で遊ぶのとどう違うのでしょうか・・・。
石鹸(ハンドソープ)を園から持参して、手を洗って、お弁当を食べることがNGな理由ってなんでしょうか?いつも教室でお弁当食べているのが、屋外になったらより風通しよくていいのでは??
と、思いつつ読み進めると、
(以下引用)
収穫予定のお芋については既に農家との間で買い取り契約が成立しています。そこでお芋を収穫するにあたり保護者のみなさまのお力をお借りしなければなりません。あらためて保護者のみなさまに「お手伝い」のお願いをさせていただきますので、その節はご協力をよろしくお願い申し上げます
(引用終わり)
「えっ、買い取り?」
「収穫するにあたり?」
「お手伝い?」
……
「ちゃうねん、芋が欲しいわけじゃないねん。親が体験したいわけじゃないのよ。手伝い?
誰が主体で収穫するのん?」
契約上、収穫する前提があるのなら、子供達が体験できる方法を考えませんか??
なるべく少ない人数で作業できるように
午前と午後で分けるもよし!ダメなんかな?
二日に分けるもよし!ダメなんかな?
ということを、幼稚園に提案しようと思案しております。
そんな夏休み、初日。
そう、6月に始業した1学期が昨日7月17日終業式で終わってしまいました。
あっという間に終わってしまいました。
最近雨続きですね。そろそろ暑かろうが、青空が恋しい。
さぁ、いつもと違う夏。
できることを考えて、精一杯楽しめますように!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?