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(過去記事20060630) アラミス

 '83年〜'85年頃の琉球大学フォークソングクラブ(RFC)の中核を担った名バンド。オリジナル志向が明確で、テクニック的にもレベルが高く、たくさんの名曲と名演を僕たちに聴かせてくれました。中でもN島さんがつくった「スロー・バラード」は畢生の大傑作で、この曲についてはいつかゆっくりと本ブログでも述べたいと考えています。I村さんの素晴らしいギターも忘れられないなあ・・・。


 当時の部内には、「部員は複数バンドに所属することを禁ず」という「暗黙のルール」みたいなものがあって、そのためバンドの離合集散は決して珍しいことではなかったけれど、そんな中にあって「アラミス」は基本的にずっと同一メンバーで、息の長い活動を続けていたのが、RFCの中核バンドになり得た要因ではないか思います。あとS吉を除くメンバーの全員が'82年入部の同級生でみんな仲がよかったことも大きかったのかもしれません。バンドの方向性がメンバーの友情と音楽性と相まった時、どれだけ強い力を発揮するかを「アラミス」はよく示していると思います。バンドというものは、困難ではあるけれど、継続させることがとても大事なことなのだということを、僕はアラミスから学んだような気がします。


 さて、上で「ずっと同一メンバー」と述べましたが、厳密には「アラミス」の活動は三期に分けることができます。第一期がS吉加入前、第二期がS吉加入後、第三期がS吉脱退後ということになるのだけど、いうまでもなくアラミスの「黄金時代」はS吉加入後の第二期だと思います(みなさま、異論がございますでしょうか)。


 メンバーは、ボーカル&ギター・N島さん、ギター・I村さん、ベース・U田さん、ドラム・K地さん、キーボード・S吉(第二期のみ)。バンド名はボーカルのN島さんのお父さんだかがやっているスナック(バー)の名前に由来していたと思います。

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