悲しみの深さは愛の深さに比例する|エッセイ
涙もろいことについて書いたとき、悲しい出来事を色々と思い出し、ちょっとブルーになっていた。
その記事はこちら↓
それでも時間はすぎてゆくのだ。
お腹もすく。
夕飯を作りながら、海外ドラマの「グッドウイッチ」を見ていた時だった。
「悲しみの深さは愛の深さに比例する」ということが突如腹落ちした。
よく聞く言葉でも自分ごとだと思うことができなかった私には、遠い言葉として表面を滑っていた。
私は愛情深い人間です!とは、なかなか言えない。それは日本人の特徴とか自分を過小評価する性質によるものかもしれない。
ドラマは佳境に入り、婚約が決まった主人公とパートナーがとにかくお互いに愛を伝えあうシーンが続く。妙齢の主人公とパートナーが若いカップルのようにお互いの良い所を褒め、感謝を伝えながら、愛を語る。
私の頭をよぎったのは「これだけ大好きになってしまったら、別れる時に辛いだろうな。」ということだった。
そこではっと気づいた。
悲しみが深いということは、それだけ本気で愛した証拠なのだ。心の奥底まで相手を信じたから。
だからこそ悲しみはより深いのだと。
とても悲しいことを思い出す時には同時に、悲しくなるほど深い愛を持てた自分を誇りたい。
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