あいちトリエンナーレ 有識者見解④弁護士会の声明

あいちトリエンナーレにおいて、「表現の不自由展」が、暴力的な抗議などにより3日で展示中止に追い込まれました。

また、名古屋の河村市長は、展示について「日本人の心を踏みにじるもの」として、展示中止を要求しました。

この一連の動きについて、複数の都道府県の弁護士会が声明を出しています。

その一例として、東京第一弁護士会の声明をご紹介します。

公権力が、表現内容に異議を述べてその中止を求めることは、表現活動に多大な萎縮効果をもたらすものであり、到底許されるものではない。
展示内容に対して、補助金の支出を根拠として公権力が中止を要求することは、まさに不当な政治介入と言うべきである。
正当な言論等によらずに展示中止を求める不当な行為や、公権力が表現内容に異議を述べてその中止を求めることに対して、強く抗議するとともに、多種多様な表現活動の自由が保障され、ひいては民主主義社会が維持・発展するよう努力する決意を表明する。