鉄印帳のマイルールと楽しみ方【#私のコレクション】
noteさんで現在開催している「春の連続投稿チャレンジ」。
まったく”連続投稿”出来ていませんが、せっかくお題を用意していただいているので、今回は #私のコレクション のお題で記事を書こうと思います。
「コレクション」というほど集まってはいないのですが、約3年前より始めている鉄印帳についてnoteします。
鉄印帳とは?
「鉄印帳」は、第三セクター鉄道等協議会という団体に加盟している鉄道会社と、読売出版社等の企業で企画された、言わば「鉄道版の御朱印」です。
北は北海道から南は鹿児島県まで、2024年3月現在で計40の鉄道会社が参加しています。
「鉄印帳」という専用の帳面(御朱印帳のようなもの)を購入(2,200円)し、参加している鉄道会社の指定の駅で「鉄印」を購入(300円~)するというもの。
購入の際は、以下のルールがあります。
指定の駅で購入する
購入の際は、「鉄印帳」と切符等の「乗車券」が必要
同じ鉄印は複数枚購入不可
鉄道会社によっては、複数の鉄印を用意されていたり、本家・御朱印のように「鉄印帳」に直筆で書いていただけたりもします。
鉄印帳の詳細については、以下のホームページをご参照いただければと思います。
僕の「鉄印帳」に対する考え
白状しますと、僕は「鉄印帳」が始まったときは、完全にバカにしていました。
「…ったく、何が鉄印だ」
「そもそも御朱印は納経の代わりとなるものであって、コレクションの対象物じゃないぞ」
などなど、一人腹立たしく感じていました。
しかし、その後、第三セクター鉄道会社の状況であったり、豪雨で運休を余儀なくされた「くま川鉄道」の永江社長の記事を読んだりして、「鉄印帳」に対する考えを改めました。
かつて20代~30代にかけて全国各地を鉄道で旅をしていましたが、思い返してみれば、鉄印帳に参加している鉄道には、主だった観光地がないこともありほとんど乗車したことがありませんでした。
ただ、主だった観光地はないものの、そこでしか味わえない景色や観光名所はどんな鉄道路線でもあるはずです。
「鉄印帳」というツールをきっかけとして、そんな未だ出会ったことがない場所を旅するのも貴重な財産や経験となるでしょう。
また、その旅(鉄印の記帳)によって、苦境に立たされている鉄道路線の(ほんの僅かでも)力になれるのであれば、旅好きの一人としてこんな幸せなことはないと感じました。
そんな経緯で、「鉄印帳」を始めることにしました。
僕の鉄印帳マイルールと楽しみ方
「鉄印帳」自体の記帳ルールとしては、前述したとおりです。
ただ、せっかく「鉄印帳」をきっかけとして旅をする以上は、その路線はもちろん旅自体、深く楽しみたいもの。
ということで、「鉄印帳」旅については、僕なりにルールを設けることにしました。
もっとも、改まって宣言するほど大したルールではありません。
鉄印帳のマイルール
「記帳する」ことだけを目的としない
全区間乗車(完乗)は目的としない
該当路線で一か所でもいいから沿線観光地に立ち寄る
以上です。
要するに、「乗るだけ」「集めるだけ」の旅はせず、その路線を(観光して)楽しむ。
それだけです。
実は、過去にJR全路線の乗車を目指していた時期がありました。
その目的のもと何路線か乗車していたのですが、正直、旅がひとつも面白くありませんでした。
いまでも、当時の旅の記憶(思い出)はほとんど残っていません。
僕は「乗ること」ではなく「旅を楽しむ」ことが好きなんだと、そのとき改めて実感しました。
そういった経緯もあり、純粋にその路線の旅(観光)を楽しみたいと思い、上記のマイルールを決めました。
鉄印を記帳(=乗車)することで鉄道会社に僅かでも貢献できますし、観光することで沿線にもお金を落とせて貢献できる。
おまけに、旅も楽しめる。
僕の「鉄印帳」旅はかなりスローペースなので、まだ13路線しか行けていませんが、一応上記ルールのもと旅を楽しむことができています。
「鉄印帳」旅を初めてから、改めて旅の面白さや醍醐味を知る(思い出す)ことができました。
感謝しかありません。
おわりに
一応、2024年3月末時点での、僕の記帳路線を備忘録としてここに残しておきます。
三陸鉄道
IGRいわて銀河鉄道
会津鉄道
野岩鉄道
わたらせ渓谷鐡道
真岡鐡道
鹿島臨海鉄道
いすみ鉄道
北越急行
しなの鉄道
えちごトキめき鉄道
天竜浜名湖鉄道
愛知環状鉄道
以上、13社です。
いま書き連ねても、「あぁ、この路線ではあのお城に立ち寄ったな」とか、「あの駅で下車して食べた刺身定食、美味しかったなぁ」とか、思い出すことが多々あります。
今年はどんな路線や景色に出会えるのか。
少しずつ旅の計画を練っているところではありますが、今から楽しみです。
ちなみに、「コレクション」というお題での記事ではありますが、肝心の「鉄印」の画像はあえて載せないことにしました。
検索していただければ各路線どんな鉄印かわかることですし、僕にとっては御朱印と同様「見せる」「集める」ものではなく「記す」ものですので。
ご容赦いただけると幸いです。