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【Nikon Z fc】半年悩んだ末にミラーレスカメラを購入した話(カメラ遍歴とカメラ選び)
先日、10年ぶりにデジタルカメラを購入しました。
生まれて初めての【ミラーレスカメラ】です。
購入したのは、Nikonの『Z fc』というAPS-Cサイズのモデルです。
レンズ交換式カメラの購入は、20代の頃に購入したフィルムの一眼レフカメラ以来、2回目です。
今回は、『Z fc』の購入に至る経緯や比較検討したカメラについてnoteしようと思います。
50歳おじさんのカメラ遍歴
「カメラ遍歴」といっても、正直そこまでカメラや写真に詳しい知識があるわけではありません。
一眼レフカメラを使っていたと言っても、ほぼオートフォーカスでパシャパシャ撮っていたに過ぎません。
ですが、写真を撮ることは楽しかったです。
記録にも残りますし、現像した写真を見ると、撮ったときの記憶も蘇ってきます。
これまで僕が購入したカメラは、以下のとおりです。
富士フイルム コンパクトフィルムカメラ(型番不明)
PENTAX MZ-5(フィルム一眼レフ)
PENTAX 超望遠コンパクトフィルムカメラ(型番不明)
Canon IXY DIGITAL ※コンデジ
Panasonic DMC-FX07 ※コンデジ
Canon PowerShot G7 X ※1インチセンサーコンデジ
はじめてのカメラ
僕がはじめて自分のお金でカメラを購入したのは、20代前半だったと思います。(『写ルンです』は除く)
上記1番の富士フイルム社製コンパクトフィルムカメラです。
人生初の一人旅を前にカメラが欲しくなり、近くのホームセンターで安く売られていることを知って購入しました。
裏蓋をパカッと開けて、フィルムをスポッと差し込むだけで自動で巻き上げてくれる親切設計。
もちろんオートフォーカスです。
このカメラで彼方此方旅しているうち、他の旅行者が構えている一眼レフに憧れを抱くようになりました。
念願の一眼レフ(フィルム)カメラ
そこで購入したのが、PENTAXの『MZ-5』というフィルムの一眼レフカメラです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721450243775-RoBUst7MAE.jpg?width=1200)
嬉しかったですし楽しかったです。
こいつをリュックに入れて、長期休暇に入ると日本各地を旅しました。
そして、旅を終えてフィルムを写真屋に現像に出すときの高揚感たるや…
仕上がった写真を見てガッカリすることも多かったですが、それも含めて写真の楽しさと思い、アルバムに収めて楽しんで見返していました。
その後、人生初の海外旅行へ行くことになり、さすがに荷物が多くなってしまうため、泣く泣く一眼レフ持参は諦めて、望遠の効くコンパクトフィルムカメラを購入しました。
が、今思えば、やはり一眼レフを持って行くべきだったと後悔しています。
デジタルカメラとの出会い
2000年という節目の年を過ぎたころ、いよいよ僕の写真ライフに【デジタルカメラ】が加わりました。
キヤノンから発売された初代IXY DIGITALです。
フィルムではなくデジタルで保存してパソコンで見るという、まさにミレニアムなカメラに興味を抱き、購入しました。
フィルムの現像という楽しみがないのは寂しかったですが、撮った写真をすぐに確認できて、気に入った写真だけを印刷するという手軽さに時代を感じました。
以降、前述の一覧のとおり、2回の買い換えを経て現在に至ります。
デジタルカメラに移行しても、”コンデジ”の軽量感や手軽さもあり、デジタル一眼レフカメラに触手を伸ばすことはありませんでした。
ミラーレスカメラ購入に至るきっかけ
愛機『G7X』の旅先での熱暴走
一昨年あたりから、愛用しているコンデジ『PowerShot G7 X』(以下『G7X』)で、シャッター含めボタン操作が一時的にできなくなる現象が発生するようになりました。
何れも、【旅先】で且つ【真夏あるいは猛暑日】のこと。
恐らく熱暴走と呼ばれる現象だと思います。
すこし休ませてから電源を入れ直すことで元に戻り、平常どおり撮影できるようになるのですが、【旅先】でこの現象が起こってしまうのは大問題です。
購入して7~8年が過ぎようとしている頃でしたので、そろそろ買い換え時かと思い、検討を始めました。
次なるカメラを検討
このG7X、1インチのセンサーを搭載している、所謂”高級コンデジ”という部類のデジカメです。
コンパクト感や操作性を含め、結構というかかなり気に入って使っていました。
買い換えようと思っては見たものの、G7Xへの愛着へもあり、なかなか決断には至らず、ずるずると1年、2年と時は経過。
そうこうしているうちに、昨年もまた旅行中に熱暴走で停止するという事象が発生しました。
「次の旅行までには…」と覚悟を決め、本格的に検討段階に入ったのは今年に入ってからでした。
そして、せっかくの買い換えであれば、一度は扱ってみたかったレンズ交換式のデジタルカメラ(ミラーレスカメラ)に焦点を絞ろうと思い、本格的な検討を始めました。
カメラ選びと『Z fc』を選んだ理由
記事も長くなってきたので、購入に際して俎上に載ったカメラを列挙します。
Panasonic DC-D100D
Canon EOS R50
Nikon Z fc
Sony α6400 / α6700
検討した結果、この5機種が選択肢として残りました。
ちなみに、被写体としては「旅先でのスナップ(風景や建造物)」「花」「コーヒーの写真(カフェや自宅)」など。
ポートレートやスポーツなどの撮影はほぼ皆無です。
5機種→4機種へ
上記一覧から、大体の僕の予算感が伝わるかと思います。
10万円~20万円の間ですね。
最初は、そのコンパクトさから、マイクロフォーサーズのPanasonic DC-D100Dを検討しました。
しかし、家電量販店で実機に触れてすぐに選択肢から外しました。
あくまで僕の感想ですが、シャッターボタンの操作感が乏しく、違和感があったためです。
4機種から3機種へ
次いで選択肢から外したのが、SONY α6700。
本当に良いカメラだと思います。
フルサイズ機ばりの性能で、特にボディ内手ぶれ補正はかなり魅力的でした。
しかし、想定していた僕の運用として、あくまで【旅先の相棒】であることが第一。
こちらも家電量販店で実機を触らせていただきましたが、重量感が引っかかりました。
そして、なにより金額…
(ちょっと頑張れば…)と一度は選択肢に入れたものの、やはり厳しかった。。
残るは『EOS R50』『Z fc』『α6400』の3機種。
3機種から2機種へ
これまでG7Xを愛用していたので、写真の色味だったりメニューの操作性からも、同じCanonの『EOS R50』にかなり揺らいでいました。
しかし、どうも操作体系がシンプルすぎるということと、”カメラ”として遊び甲斐がなさそうという思いが脳裏をかすめました。
「じゃあ、Ⅰランク上のR10にすればいいじゃん」
と言われそうですが、そうなってくると今度は「重量が…」という問題になり。。
結局、最終的には『Z fc』vs『α6400』となりました。
フィルムカメラライクでクラシカルなデザインが評価されている『Z fc』ですが、正直、僕的にはデザインで言ったら『α6400』の方が好きです。
グリップ感も良好ですし、コンパクトさも旅行用としてはピッタリ。
EVF(ファインダー)が光軸上にない点も、僕はまったく気になりませんし、むしろ構えてみて自然にファインダーを覗けました。
また、重量感の点でも『α6400』が有利。
『Z fc』は、むしろ最初に挙げた5機種中2番目に重い機種だったと思います。
交換レンズに至っても、SONYは純正レンズからして種類が豊富で、楽しみが広がります。
最終的な決め手
グリップ感、サイズ感、重量感、レンズの種類…
すべてにおいて『α6400』が僕的には優れていると判断したのに、なぜ『Z fc』を購入したのか。
決め手としては、
物理的な露出補正ダイヤルが付いている
「触ってて楽しそう」と思えた(写真を楽しむ自分が想像できた)
の2点です。
愛機G7Xにも付いている露出補正ダイヤル。
これ、かなり重宝していたのです。
もちろん、当然『α6400』でも露出補正自体はできますが、個人的には物理的(視覚的)にいじりたいという思いが強かったです。
また、『Z fc』には、露出補正のほかにシャッタースピードやISO値を変更できる物理的なダイヤルが備わっていて、とにかく”写真”が楽しめそうな印象を感じました。
もちろん、個人的に重要視していた「旅行先での取り回し」や「コンパクトさ」は切り捨てることになります。
しかし、それ以上に【写真を撮る】行為が楽しそうだということと、【写真を楽しんでいる自分】を想像できた点が大きかったです。
おわりに
ということで、人生初のミラーレスカメラがやってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721434601491-kixbo1qCTU.jpg?width=1200)
購入したのは、キットレンズ『16-50mm f/3.5-6.3 VR』が付属しているモデルです。
28mm単焦点レンズがセットのモデルとかなり迷いましたが、F3.5と若干暗めなものの旅先でも重宝しそうな上記キットレンズ付きのモデルにしました。
今月上旬に届き、すでに開封&週末に何度か撮り歩きをしていますが、今回のnoteではここまで。
気が向いたら、開封編や合わせて購入した細々したものの紹介などしようかと(現時点では)考えています。
※2024年8月4日追記
開封の様子とファーストインプレッションを以下記事にまとめました。
お時間のある方は、併せてお読みいただけると嬉しいです。