人は考えることから逃げ出すためにはどんなことでもする

毎日3000文字・時々1000文字のmitsです。今日は少しビジネスのことを書きますね。ビジネスを自分で経営していない人は読み流してください。逆にビジネスを自分でしている方は参考になると思います。

先日1食5万円の食事をしてきました。今、これを書いているのはランチ1食1000円のファミレスです。

那覇で空腹を満たすだけなら1食250円のお弁当で可能です。都心だって立ち食いとか牛丼とかチェーン店で食べれば500円で満たされます。ディナー・飲み会で気分よく食べると、1食5000円から10000円くらいでしょうか。

"5"がたくさん出てきたので、基準にしていくと、ランチでおなかを満たすのに500円、夜で気分よく食べて5000円、そして50,000円。ランチ100食分、気分のいい食事の10倍、10回分。

さらにそれとは別に、先日泊まった新規オープンのホテル。スイートではなくキングサイズで1泊10万円です。僕はドミトリーも好きなのでよく泊まりますが1,000円/泊です。ベッドだけですね。

ドミトリーに1ヶ月泊まっても3万円、250円〜500円の食事で全部、昼夜外食しても1000円/日ですから月に3万円。1食の高級外食で1ヶ月暮らせます。

ちなみに世の中には毎日、目ん玉飛び出るくらいのお金を毎日使っている人が実際にいます。そのどの人も、ビジネスをしている、経営をしている。

そして、いつだってめちゃめちゃお金と経営とお客さんのことを考えています。儲かる人は何十倍も何百倍も何千倍も頭を使っています。これは間違いの無い事実です。何を考えているのか？

どうすれば儲かるのかなど、きっかけ、フック、興味、求めるものは人それぞれですが、例外なく「お客さんのことを考えている」、その先にいろんなアクションになって「儲かったり儲からなかったり」はあります。

その前提になるのが現代のお客さんとは、です。どういうことか？

十人一色　→　十人十色　→　一人十色

これ一言で言うと「誰のどんなモード」をお客さんとして設定しているか？に尽きるんですね。昔（今もあるが）十人十色という言葉がありました。人それぞれだよね、という時に使いますかね。

「何を欲しいか？どんなライフスタイルをしたいか？十人十色だよね」のように。これは高度成長期からバブル崩壊の頃までの主たる概念「でした」。

それ以降「失われた○年」においては「一人十色」です。

ポルシェに乗ってスウェットで吉牛に行って、夜はなんやらという高級外食、みたいな一人の中に十色の志向、嗜好がある。

それを、個々人・本人が意識、無意識をしている・できているか？は別にして、その時々タイミングで「モード」を切り替えているよね、という風に考えます。ちなみに高度成長期以前は「十人一色＝みんな一緒」です。

どうすれば高く売れるか？

あなたが売っている商品・サービスと類似、隣接のもので、ゼロが一つ多いビジネスをしているところを見つけてみてください。できたらゼロ2つ。それらは10倍の量？メリット？価値？貴重さ？100倍は？それは「誰のどんなモード」の人に売っている？

そして考えてみてください。「その人がそんなモード」の時に、あなたの商品って買う気になる？ならないはずです。意識にすら上らないですね。

10万円のホテルに泊まろう、予約しようとするときに「う〜ん、1泊って1000円でできるんだよな、どうしようかな」って思いません。

＝「何とは比べられていないか」「俎上に乗らないか」「お話になっていない」のか？です。

逆にあなたの商品・サービスが意識に上ってしまう、類似、隣接のものって何？どの価格帯と比べられている？

ドミトリーに泊まるとき、Gotoで3,4000円になっているホテルがあるとドミトリーはホテルと比べられているんです。

あなたの「商品・サービス」高く売りたい？

あなたの「商品・サービス」が10倍、100倍の類似・隣接のものと比べられるには？どうすればいい？できそう？できない？

できそうもない……としたら、今のところにいるしかないですね。そして、十人一色＝みんな一緒に押し込まれていきます。でも、それは幸/不幸の個々人の価値観はそれぞれなので、いいよね、という人も多くいると思います。

もう一度言うと、10倍、100倍の食事やサービスを利用している人の大半は日頃「考え抜いて、考え続けて」います。

逆もそう、間違いなくぼんやりとしてお客さんのことじゃなくて自分のことばっかり考えている。お客さんの話が本当に全然出ない、知らない、考えていない、無視、単なる数字、お金を払うだけの人。

だから儲からないんだよ、と心から叫びたい。

考えないで「当たり」を引く、交通事故の人もたまにいますが、そんな人はすぐに滅びます。それを除けば考えていないから「そこ」にいて「考え抜いて、考え続けている」からあっち側にいるのは「因果関係」と言っていいくらいです。

飲食店で、「おしながき」と書いて「文字のみ＋値段」の店とか、なにもお客さんのことを考えていない証左ですね。昔はそれでよかったんです。

十人一色で、同じもの食べていたんで想像ができたから。ほんと、頭を使わないでぼんやりして、考えないでいると（経営的）死にますよ。

頭を使うことをしないで十年一日のように、「ただ店を開けているなら」ほんとにコロナだろうとなんだろうと、廃業していけばいいと思います。

考えることで選択権が手に入る可能性は爆上がりする

先日の

なんです。大事なのは「誰」だけでなくて「モード」です。

1泊10万円のホテルだって、1食5万10万の食事だって、貯金を振り絞って、以後カップラーメンすすると決めれば泊まれるし、食べられます。でも、現実的にはそんな状況で、「選択権がある」とはいえないですよね。

「考え抜いて考え続けている」から選択権を手にしている。
「考えていない」から選択権が手に入っていない、

だけなんですね。

死ぬよりも考える方が楽だと思うけど、そうでない人が多いことも20年見続けて知っています。

過去の偉人が言っています。

「人は考えることから逃げ出すためにはどんなことでもする」

まとめの比喩

100倍考えて試行錯誤の行動、トライアンドエラーをしていけば、500円の世界から少なくても5000円の世界には行けます。そこで、さらにそれを続ければ5000円の3〜5倍の15000円〜25000円の世界にも行けます。50000円の世界は、それプラス「根性」がいりますが、行けます。

テレビばっかり見て、スマホばっかり見て、本も読まず、人がいないところ・道路、で無思慮にずっとマスクをしているなんてのも何も考えていない証左です。

あ、最初に書いたように、これは自分でビジネスをしている人向けのメッセージです。そうでない人は、そもそもあまりに決定権が少なすぎるからなんともできないですよね。

だから僕は多くの人に起業を進めますが、ここはそういう場ではないのでひとまずおいておきます。

mits　西田

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