豪華客船鍼灸師の契約が終わった後の流れ ~再乗船するか、新たな道へ進むか~
下船してから1カ月半が経ちました。
肩書が元豪華客船鍼灸師になりました、ミッツです。
早いもので、契約が終わってから1カ月以上が経ちました。
船の上では、1日1日が長く感じ、船での1カ月はとても長く感じていましたが、日本に帰って来てからはあっという間と感じています。
今回の記事では、豪華客船鍼灸師たちが契約を終えた後の話をして行きます。
下船後の進路は大きく分けて2つ。
再乗船か、新しい道に進むのか。
ある程度の結果を残した鍼灸師であれば好きに選ぶことが出来ますが、
実力主義のクルーズ客船スパは、売上という結果が伴わず、スパマネからの評価が低ければ次の契約を結んでもらうことが出来ません。
私が初めて船に乗った2013年ごろはまだ豪華客船鍼灸師という仕事が世の中にあまり知られていなかったため、よっぽど酷い結果でなければ2度3度と再乗船することが出来ました。
しかしながら、最近では鍼灸師たちのレベルも上がり、売上も桁違いにあがり、船に乗りたいと希望する鍼灸師の数も増えています。
残念ながら、1回目の契約で結果が出なかった日本人鍼灸師で2度目の契約を結んでもらえなかった人が出てきているようです。
よりシビアな世界になって来たなという印象です。
では、ある程度の結果を出せて次の契約を結んでもらえる場合どんな流れになるのかを紹介していきます。
豪華客船鍼灸師として、再乗船を目指す場合
基本的にスパ会社側が想定している休暇の日数は、10週間から15週間です。
大体2カ月から3カ月くらいですね。
会社側がどの船にどの鍼灸師を乗せるのかを決めるのは、その船に乗っている鍼灸師の契約が残り3~4カ月になったころです。
鍼灸師の1回の契約が7カ月なので、
逆算すると、自分が乗船してから4~5カ月後には、次にどの船に乗るのかを検討し始める必要があります。
私の場合、毎回船に乗ってから3~4カ月が経った時点でボスに次いつ船に乗りたいのかを連絡していました。
もちろん、一度休暇に入ってから会社に連絡して再乗船を目指す道もありますが、
現時点で乗船まで半年以上待ちが出ている状態ですので、
船を降りてから会社に連絡をしていると次に船に乗れるのが半年以上先になってしまいます。
また、良い環境の船は先に埋まって行ってしまうので、
休暇に入ってから連絡した場合、あまり良い候補がもらえないことが多いです。
なので、2度3度と船に乗って鍼灸師として働いていくつもりなのであれば、
乗船中から先のことを考えて次の予定を立ててボスに連絡をしていかなければなりません。
初回の乗船だと、生活が大変なのもあってなかなか次のことが考えづらく、
契約を終えてから休暇中に次の契約の相談をする日本人鍼灸師が多かったですが、
今の豪華客船鍼灸師業界の現状を考えると、
それをやってしまうと、再乗船が遠のきます。
船に乗っている間に次の船の相談をするのがベストと言えます。
再乗船を目指す豪華客船鍼灸師のほとんどは、下船時点で次の契約がいつから始まるかが決まっています。
会社の想定している休暇の期間は2カ月から3カ月と書きましたが、
これは必ずしも守らなければならないものではありません。
自身の都合を考えた上で会社側と相談し、休暇を4カ月、5カ月と伸ばすことも可能です。
私の今までで最長の休暇期間は6カ月でした。
大学の通信教育学部に編入して、勉強、そして単位を取る為のテストを受ける期間の関係で長めの休暇を取りました。
そういった休暇の期間を自分で決めることが出来るのがこの豪華客船鍼灸師という仕事の良いところだと思います。
再乗船のやり取りは、初回乗船に比べると格段に簡単です。
ステップとしては、
という流れになっています。
1度乗ってしまえば、初回の面接を受けるために受けた時のような英語テストは基本的にないですし、
前回の契約を途中で降りたとか、前回の乗船から何年も期間が空いてしまっているということがなければ、再乗船はスムーズに進みます。
会社のボスとの連絡など、再乗船に向けた契約の進捗スピードについては時期やタイミングなどによって多少の誤差はありますが、希望を出してから2~3週間ほどで再乗船確定となることが多いです。
休暇の最後の1カ月は再乗船に向けての書類作成業務やドラッグテストや健康診断を受けるなどの肉体的な準備が必要となるので、3カ月の休暇があれば、2カ月はフリーで、最後の1カ月は、実務が出来る場所で活動する必要が出てきます。
2度3度と船に乗る方は、基本的に乗船中にやり取りを始めることになりますので、
スパマネージャーやスーパーバイザーのサポートを受けながら、会社のボスとやり取りをしていくことになります。
細かい注意事項もあるにはありますが、
初回の契約を満了した方以外の方は、知っていてもしょうがないと思いますのでここには書きませんが、もし、再乗船を目指している方で、相談したいことがあれば、ミッツまで直接ご連絡ご相談頂ければと思います。
鍼灸師として、新たな道へ進む場合
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?