鍼灸師として海外で働くために必要なのは、情熱と勢いだ。
海外で働く鍼灸師、特に豪華客船鍼灸師を目指す方々に伝えたいのは、この仕事には情熱と勢いが必要不可欠だということです。
快適なクルーズライフを送るためには、まず結果を出さなければなりません。
そのためには、言葉の壁、文化の違い、高い期待値など、様々な困難を乗り越える必要があります。
これは、クルーズ客船だけでなく、海外移住した場合もどうような壁が待っているでしょう。
一歩を踏み出すと、人生が変わって行く
私自身の経験を振り返ると、私の人生は常に勇気を持って踏み出した一歩から始まっていました。
最初の一歩は、地元の名古屋を出て、神奈川衛生学園専門学校という県外の鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の学校に入学したことでした。
そして、卒業と同時にカリフォルニアへの語学留学。これも大きな決断でした。
カリフォルニアでの生活は、常に挑戦の連続でした。
ロサンゼルスで鍼灸クリニックを営む私の師匠のもとへ直接行って弟子入り志願をしたこともその一つです。
それをきっかけに、師匠のクリニックに見学に通わせてもらい、鍼治療を学び、弟子と認めてもらうことができました。
治療の見学の他に、解剖実習のアシスタントもさせてもらい、人体について大きな学びを得ることができました。
人としても大きく成長できたと思います。
カリフォルニア留学中に、当時通っていた語学学校の校舎が入っていたコミュニティカレッジのホームページを調べ、
その学校のアスレティックトレーニングルームで働いているATCの方のメールアドレスを探し、アスレティックトレーニングルームでのインターンをさせてくれないかと依頼メールを送るのも勇気がいりました。
その結果、そこでインターンとしての経験を積むだけでなく、ATCの方の紹介で他の大学のアスレティックトレーニングルームやMLBやNHLのプロスポーツ選手が治療を受けに通う理学療法のクリニックへの見学も行くことができました。
ここでの経験が私の英語力を大きく伸ばし、翌年から豪華客船に乗って鍼灸師として働くことにつながりました。
留学を終え、日本に帰国後半年で、また海外に出ようと決めたことも勇気のいる決断でした。
この時の決断は、豪華客船に鍼灸師として乗って働くことを決めたことです。
この一歩が私の人生を大きく変えました。
豪華客船鍼灸師という道、そして、世界を旅して周るという道につながったのです。
情熱があれば、困難を乗り越える原動力になります。
勢いがあれば、新しい環境に飛び込む勇気が湧いてきます。
そして、この二つがあれば、必ず道は開けるはずです。
確かに、海外で働く鍼灸師の道は簡単ではありません。
しかし、それを乗り越えた先には、日本では得られない経験と、大きな成長の機会が待っています。
私の場合、アメリカでの経験が今の自分を形成しています。
神奈川衛生学園に行っていなければ師匠に会うことはなかっただろうし、師匠に会わなければアメリカに留学することはなかったでしょうし、アメリカに留学しなければ豪華客船で働くこともなかったでしょう。
人生を変えるには、勇気を出して一歩を踏み出すことが必要です。一歩を踏み出せば、道は開けます。
失敗することもあるかもしれませんが、そこから学びを得て、新たな道が開くこともあるでしょう。
情熱と勢いを持つことの大切さ
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