【レポ】三豊鶴酒蔵Art Restaurant第9週
こんにちは!アートプロデューサーのごめです。毎週シェフが替わり、毎週異なる演出を見せる三豊鶴「酒蔵Art Restaurant」。今回は第9週のレポをお届けします!
今回担当のシェフはkouさん!在廊アーティストはAKILLERさん、西永拓郎さん、八木智弘さん(AU)。それぞれシェフとコラボレーションする仕掛けでお客さんを楽しませました。
10/7(金)〜10(月・祝)
第9週のレストランを担当したのはシェフのkouさん!地元香川県三豊市仁尾町で海の見えるカフェ「cafe de flots」や薪火グリル料理で団欒を囲むゲストハウス「ku;bel」を経営する団欒料理人兼アーティストです。
テーブルは、お客さんみんなで「団欒」の時間を過ごすため、大きな円卓に。もともと半円型のテーブルをつなげて大きな輪にしました。
テーブル装飾は地元詫間町で花屋を営業している「風鈴(ふ〜りん)」の渡邉さんが手掛けました。近くの海からとってきたシーグラスや、ガラスの浮き玉と流木、植物をうまく掛け合わせ、三豊鶴で昔使われていた古い瓶を再利用。三豊鶴ならではの空間が出来上がりました。
kouさんの提供する料理は、地元の食材を使った「Local Slow Food」。美味しいお料理はもちろん、お客様との時間を大切にし、シェフやアーティストと語り合える時間もコース料理の1品としてお楽しみいただけます。
「地域の素材を、月の満ち欠けやアーティスト達の感性を食で紡ぎ、食後にはアーティストたちとの団欒もお楽しみください。」というコンセプトで展開されました。
kouさんのコース料理の特徴は、手作りの塩を料理に合わせて使い分けていること。
鉄のアーティストの西永拓郎さんに特別に作っていただいた塩プレートに3種類の塩を乗せており、「どの塩を使った料理なのか」を当てるクイズを開催!「満月の塩」「新月の塩」「上弦の月の塩」の3種類ですが、全て同じ場所(父母ヶ浜)の海水を汲んで作った塩で、全く違う味がするんです!
このクイズ大会で、会場はいつも大盛り上がり。みなさんかなり真剣に取り組まれていました。普段の生活ではここまで塩を味わう機会もないので、貴重な機会になったことでしょう。
今回、kouさんの一番伝えたい思いをアーティストのAKILLERさんにチェイサーにペイントしていただきました。「1% SALT WATER」と描かれたこの中には、1%の塩水が入っており、チェイサーとしてお客様に振る舞われました。
使ったのは「Plane Salt -Konayuki-」。
浸透圧の関係上、真水よりも1%の塩水の方が体に吸収されやすく、体に良いとのこと。実は、体の乾きが病気や老いの原因になるのですが、真水ではこれを防ぎきれないそうです。体の塩分濃度と同じ、1%の塩水こそ、血液の流れを促し、栄養を運び、老廃物を排出する手助けになるそうです。
団欒、塩、1% salt water…たくさんのことを表現してくれたkouさんのコース料理でした。
アーティスト
この週在廊アーティストは3名!AKILLERさん、西永拓郎さん、八木智弘さん(AU)それぞれ、アーティストトークやギャラリーツアーでの解説でお客さんと交流されました。
西永さんのアクセサリーは毎回登場するたびに大好評!
若い年代のお客様もたくさん訪れてくださり、盛り上がる4日間となりました!
おまけ
今回のシェフチームは、シェフのkouさんに加え、東京から手伝いに来てくださった鬼丸食堂の鬼丸さん、大学生のユーキくんと全くん。素晴らしいチームワークで最高の4日間を提供してくださいました!