妊娠9ヶ月めの記録
臨月まであともう少し
身体の不調や変化はまだまだ終わりません
・産休突入
やっと産休突入した。
周りの話を聞くと、有給をくっつけて、もっと長く休む人が大半らしいが、仕事の都合上そうもいかず、制度通り6週間前に休みに入った。
この一ヵ月ぐらいが本当につらくて、仕事するほどの集中力も体力も無いなか、身体に鞭打って働いた。家事が疎かになる期間が再び到来した。
あと会社に残された私物を片したり、休みに入るために同僚に配る差し入れ用意したり、色んな書類の提出をしたりと、何かと動いたり考えたりしなくてはならない事が重なったのも、地味にしんどかった。
仕事も相変わらず忙しいし、最後の最後に新人指導に新プロジェクトの準備手伝ったりと、通常業務にプラスして仕事が増えたりして、残業ばかりしていた。
結局、同じ部署の人以外に休む報告をする事ができず休みに突入。テレワークで会う事もなかったし、わざわざ何のために伝えるんだ?という気もしたので、もしかしたら退職したと思っている人もいるかもしれない。ま、いいか。
・もし母子どちらかを諦めろと言われたらどうするか、を話し合いした
なんとなく、話しておいた方が良い気がして、夫と話した。臨月に入ってから死産した、って話も、多くは無いけど聞くし、緊急帝王切開になってどっちかしか助からない、とかなきにしもあらずだし、要するに、産まれて無事退院できるまでは、絶対なんて無い、と思っているので、話した。
で、私は『私を優先してくれ』も『赤ちゃんを優先してくれ』も決められないから、その時、生きる確率が高い方を優先してくれ、と伝えた。
夫は、私を優先するらしい。
それを聞いた時、まあそうだろうな、って思ったし、私が死んで赤ちゃんだけ残されたら、それはそれで夫が大変な思いをするし、
私が生き残ったとして、また次の子を作れば良いよ、とはならなそうだけど、2人で赤ちゃんの事を大切に育てていた時期は確かにあったのだと、そういう記憶を大切にして2人で生きていこう、という話になった。
あと、正直なところ、今しっかりと目視で認識できる命を優先したい、という気もあるらしい。
まあ、実際、その時になったらめちゃくちゃまた悩むんだろうなとは思うけど、意思の擦り合わせは出来たので、会話して良かった。
1番は、そんな残酷な選択を迫る必要が無い様にしたい。
・里帰りしました
こんなご時世だけど、初産って事もあり、里帰りしました。と言っても、同じ県内なので、県を跨ぐ事は無いのだが、久々の親との同居が開始した。約10年ぶり。
ちょうどお盆の時期に帰ったので、家族全員が集合した日が1週間ぐらいあったのだが、やはり、妊婦がどんな状態なのか理解できてない人と生活するのは、ストレス溜まるな、と思う1週間だった。というのも、隣県在住の妹が帰省していて(知らなかった。妹が来てるなら鉢合わせしない様にするか、今回は帰って来るなと言いたかった。)、彼女はあろう事か、こちらで友人と会食、その後体調を崩して発熱する、という状態になった。
結果、3回検査して3回とも陰性だったので、何事も無かったから良かったけど、彼女は手洗いうがいもキチンとしてなかったし、マスクも未だにウレタン、あろう事か体調不良になっている事も隠していたので、「この危機感の認識の差はなんなんだ」と、怒りを通り越して呆れた。
発熱していると知った時は、「もしこれで陽性で、私も感染してたら、死ぬかもしれないな」と本気で思ったし、やはり里帰りなんてしなければ良かった、と思った。
このゴタゴタ以降、他の家族はより徹底して感染対策するようになり、妹もかなり反省して帰って行った。有り難いな、と思う一方で、私さえいなければ気を使わせる事も無かった、という思いもあり、申し訳なく思った。
地方勤務で、久々に地元に戻ってきて友人に会いたい気持ちも、羽を伸ばしたい気持ちも、痛いほどわかる。貴重な日を過ごした事を責める気持ちにはなれないけど、時期もタイミングも良くないんだよな〜と、葛藤した。本当私さえいなければ。
なお、この事以外での里帰りは、今のところやって良かったと思っている。この身体で夫がいるにしても家事をこなすのもしんどいし、夫に私の代わりに色々動いてもらう一方で、私は横になっているのも、それはそれでストレスだったので。
それと、里帰りせずに産後にすぐに動き始めて、その後婦人科系の病気や鬱状態になってしまった知人を何人も知っているので、私は協力を仰げるなら仰いだ方が良いと思う。まあ、産んでみないとどうなるかわからないけど。
・色んなところが痛い
まず恥骨。座っていたり、寝ていて固定されている分には痛くない。が、少しでも足を動かすと激痛が走る。動かし続けると、痛みが多少和らぐけど、痛いものは痛い。動きたくない。動く度に骨が軋むのがわかる。歩行の時に足をあげられないから、引きずる様にして歩くので、躓きやすくなった。危ない。でもこの時期にちゃんと開かないと、産む時、股関節が脱臼する事もあるらしい。恐怖しかない。
次に手足。原因はむくみの悪化。足は前からだから、あまり気にならず、靴を履かなければ痛みを感じる機会は少ないのだが、問題は手。特に指先。仕事が休みに入り、キーボードを打たなくなったからかもしれないけど、グーができなくなった。痛みで指の腹が掌にくっつかない。力が入らない。特に、両手とも薬指と小指が痛くて、1番厄介なのが、ペットボトルを開けられない。閉める事も力がかけられなくて、何回か閉め切ってなくてこぼした。歯ブラシが持ちづらい。箸が使いづらい。痛みを我慢して、無理矢理動かしてると、徐々に和らぐので、騙し騙し生活している。
最後にお腹。一気に大きくなり始めたので、重みで突っ張る。地味に痛い。歩くと振動で痛いし、寝返りうつのも一苦労。起き上がる、立ち上がる、くしゃみする、などの腹筋を使う動作も痛い。すぐにお腹が張るので、それも痛い。皮膚と肉が伸びているのがわかる。赤ちゃんがよく動くので、お腹の中で伸びをすると、その分皮膚と肉も伸ばされる。不幸中の幸いが、妊娠線が無さそうな事。ケアは何もしてなかったけど、元々よく伸び縮みするお腹だったので、それが原因かもしれない。ラッキーだ。
・4Dエコー写真でDNAを感じる
エコー写真、元々毎回4Dだったのだけど、ここに来てしっかりと人間らしく大きくなったからなのか、赤ちゃんの顔がハッキリとわかる写真を入手した。
そうしたら、見事に私や夫にそっくりで、DNAを感じた。鼻の形とか、目の大きさとか、リアルすぎてびっくりする。お腹の中で、ちゃんと人間が生きているのか、と感じる一枚だった。早く実物に会いたい。
9ヵ月目はこんな感じでした。
いよいよ次で最後。臨月です。
長かった様な、短かった様な。
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