妊娠8ヶ月めの記録

今回はすべて無料で読めます。

早いものでもう妊娠後期。
思えば今年はほぼ妊婦状態だったので、妊婦じゃない時の自分、忘れちゃったな~と思いながら、粛々と入院&里帰りの準備を始めました。


・いよいよ入院準備を進める

産院から指示される荷物の量は、正直あまり多くない。というか最低限。これさえあればどうにか生きていける。でも快適には過ごせないかも。不便と思う機会が多いかも。というラインナップだった。
今SNSがあって良かったな~と思うのは、#陣痛バック で検索かけると、先輩ママたちが「これがあって便利だった」とか「これはいらないかも」とか情報をまとめて掲載してくれている。そしてしかも、陣痛の時に必要なものと、入院の時に必要なものが違く、検索かけておいてよかった~ととても思った。それを見る限りでは、産院から指示された内容より全然量が多くて、「これは徐々に準備しないと積むな」と思って準備を開始した。
臨月に入ってから産まれるとも限らない、と思ったのも要因。仕事しながら、検診通いながら、ほかの家の用事を済ませながら準備をするって、結構忙しかったけど、この時期に8割方完了させた。(自分えらい。)
最終的に何をもっていったかは、要不要も添えて後ほど書こうと思う。


・迷信を信じると、産休入って2週間後には出産になる

妊娠中の体調変化や、出産のときの状況は実母が自分を妊娠・出産する時と似ている、という迷信を聞いた。
まさか、とは思ったけど参考までに聞いてみた。迷信通りだと、どうやら産休に入って2週間後には出産になるみたい。
現在の日本の法律だと、産休は予定日6週間前の34週から。母は私を37週で産んでいるらしいので、産休入って約2-3週間後には産まれる計算になる。
迷信通りで進むとなると、産休中、思ったよりゆっくりできないんだな、と思った。


・思っていたより出費がかさむ

そう考えると、新生児お迎え用のグッズ諸々、ほとんど用意が進んでいなくて、「これはまずい」と思った。と言っても、何から手をつけたらよいのか、と思ったし、買ったは良いけど使わなかったら嫌だな、と思ったので、母と夫と一緒に買い出しに行くことにした。
ベビーカーにチャイルドシート、抱っこ紐と言ったものから、衣類、タオル、おむつ、沐浴剤など色々・・・。軽く大型家電を買えるほどの出費になった。すべて新品で買ったので、もらったり、リサイクルショップで購入したらもっと安く済むのだろうけど、それでもやはり、ある程度のまとまったお金が無いと出産は難しい。お金が無いから子供が産めない、というのは、教育資金的な問題ももちろんあるのだけど、こういう雑多なものを購入するための資金が無いこともネックだな、と思った。もちろん出産費用も。
一方で、他人の子育て事情とか、裕福な家庭がどの様なものを購入しているのか、とか、そういう情報が入ってこなかったら、こんな事は気にしなかったのかもしれない、とも思った。というのも、金額、数字の羅列だけで考えると、圧倒的に昔(自分の親が私を育てるぐらいの時の話)のほうが、貧しかった部分が多かったと思うからだ。補助金とかもそうだし、今は安いお店もあれば、リサイクルショップもあるし。「選ばなければ」「貧しいことに気が付かなければ」「他人の家で何を用意しているのかを知らなければ」、お金が無くても産めるし育てられる。要は、外野の情報に惑わされずに、自分の身の丈をしっかりと把握して取捨選択をすれば、妊娠出産は難しいことではない、という事だ。
ここから先、少なくとも子供が独り立ちするまでは、あらゆる面で取捨選択を迫られるのだろうけど、外野の情報に惑わされない様に、我が家は我が家、と割り切れる気持ちが、意外と一番重要かもしれない、と買い物しながら思った。口コミがある、情報が入手しやすい、って便利だけど、時として邪魔になる。
(でも心情的と衛生的に、リサイクルショップの物を購入するのはできない・・・。)


・張り止めの薬と下剤を飲み始めた

物的な準備を進めるなか、お腹が張る機会が増えてきた。最初は「お腹が張る」という状況がいまいちピンときていなくて、「お腹が固いけど、これが張っている状態?????」という状態で日々過ごしていたのだけど、検診の時にそれを伝えたら、どうやらほぼ終始張っている事を知った。
お腹が張る=お腹が固くなる、という状態なのだが、バレーボールをパンパンに膨らました状態が、それに近い。皮膚とかが引っ張られる感覚もある。張りすぎると痛みが出てくる。子宮は筋肉なので、お腹が張る=子宮が固くなっている、と考えるのだが、子宮が固くなると、赤ちゃんへ栄養がうまく行き渡らない場合があるので、気を付けなくてはならないのだと言う。お腹の一部が固いのなら、まだ大丈夫。お腹全体が張っていたら、安静にしましょう、とのこと。なお、この時点で子宮は、みぞおちから指3本分くらい下まで膨れている。
だけど、私はこれに以前からの便秘が重なり、お腹が終始痛い、という状況にまで悪化した。どれくらい痛いのか、というと、とうとう歩行困難になるぐらい。一歩が踏み出せない。一歩踏み出す時の振動で痛みが広がるから。そもそも立ち上がれない。お腹に力を入れたら激痛が走るから。これは便秘なのか。はたまた「お腹が張っている」からなのか、どっちか判断つかず伝えたところ、「じゃあとりあえず下剤と張り止めを飲み始めましょう」という事になった。
結論から言うと、この痛みはやはり便秘由来のもので、すっきり~とはならなくても、毎日少しずつ排便(下痢状態)される事で歩けないほどの痛みは治まった。が、下剤の効果ってこんなものなのか?というぐらいの効果しか実感できなかった。下剤にプラスして、食物繊維や腸活に良いと言われる食材(納豆やヨーグルトなど)を毎日摂取し始めたけど、妊娠の影響で動きが鈍くなっている腸の活動は、そんな簡単には改善されないようだった。
なお、張り止めは、初めて飲んだ時に、心拍が130近くなり、息苦しくなり、手足が震え、意識が飛ぶんじゃないかと思う様な眠気に襲われ、飲んだ直後は3-4時間動けなかった。にも関わらず、お腹の張りも痛みも治まらなかった。「これ、本当に大丈夫?」と薬の名前から調べたら、「欧米諸国では認可されていない薬」「効果は実証されていないのに、処方が続いている薬」「副作用が大きい」とネガティブな話しか出てこなく、でも日本では飲んでいる人が多いという事で処方され続けているようで、ますます不安な気持ちになった。夫が製薬メーカー勤務なので相談してみたところ、「とりあえず下剤の効果も確かめて、下剤だけで痛みが治まるなら張り止めの服用は中断、次回の検診時に伝えてみれば?」という話に落ち着いた。結果、張り止めは3回飲んで服用中断。副作用が辛すぎて仕事にならなかったのが一番の理由だけど、下剤だけで痛みも治まったからだ。検診の時に医師にそのまま伝えたら、「うん、それでいいよ」とあっさり言われた。


・逆子体操辛すぎ

里帰り先の産院であっさりと告げられた逆子問題。家の近くの産院でも伝えられ、逆子体操をしましょう、という話になったのだけど、激痛の腹痛のせいもあり、教えられた逆子体操をすると自分が死ぬじゃないか、というほどきつかった。指導を受けた体操方法はこれ。

無理でした。何回かやったけど、お腹痛いし、息が止まるし、これを数分間なんて無理でした。なので、ブリッジ法という方法に勝手に変更。

治りました。寝る時間帯に赤ちゃんがすごく活発に動くので、その時間帯を見計らって1日1回やっただけだが、1週間で治った。治った瞬間もわかって、ぐるんとお腹の中で回転したな、という、内臓がかき回されている感覚が一度した。まあそれから、何度かぐるんぐるんと、「あ、今回転したな」とわかる瞬間が訪れたので、あまり気にしなくても大丈夫なのかも、と思う様にもなった。実際産むのは1-2ヶ月先だしね。全く気にしないわけではないけど、気にしすぎない様にした。


・つわり、再び

妊娠後期にもつわりが来る、とは知識としてあったし、つわりが酷かったので後期も来るだろうな、と思っていたら、案の定来た。
妊娠後期のつわりの原因は、胃腸の動きの低下が主な原因。逆流性食道炎みたいな症状に終始悩まされることになる。空腹だと、胃酸が上がってきて、終始喉の奥が酸っぱいのだけど、ご飯を食べると、吐きたくなってしまい、厄介だった。打開策は、こまめに少量を食べる事、なんだけど、そんな器用なことができなくて、1食を時間をかけて(1-2時間ぐらい)食べるという戦法でどうにかするようにしていた。
が、ある日、自分の内臓機能と欲望の折り合いがつかず、ご飯を食べたあと、寝る前に無性にアイスが食べたくなり食べた。

なお、今振り返ると、この頃無性に冷たいものが食べたくて仕方なかったのだけど、きっと鉄分不足だった。少し先になるが、鉄分不足を補う薬も処方されて、それを服用し始めたら、アイス食べたい欲がぐんとさがった。

そうしたら、就寝1時間後、食後3時間後ぐらいに事件が起きた。
もともと気管支が弱く、よくむせるし、横になると咳が出やすい体質なのだけど、その日は唾液が変なところに入ってしまい、思いっきりむせた。隣で寝ていた夫は、私がむせる度、咳をする度に起きてくれるのだけど、傍から見ても尋常じゃなかったらしく、飛び起きて、タオルとゴミ箱を抱えてきた。で、案の定、吐いた。暗闇の中、ゴミ箱に思い切り。夕飯まですべて出てきた。情けなくて泣きながら吐いた。一度落ち着いたところでトイレに移動。第二ラウンド開始。胃液しか出てこない、ってところまで吐き続けた。メンタルがゴリゴリに削られるのを感じた。明るいところで吐いているところを見られるのは嫌だろうから、という理由で、夫はその間、黙々とゴミ箱を処分し(丸ごと捨ててもらった)、布団に汚れが無いかを確認し、うがい後に水分摂取させるための飲み物を用意して待機していた。頼もしかった。私だったら、自分まで気持ち悪くなりそうなところを、文句ひとつ言わずやってくれた。それ見て、また情けない気持ちでいっぱいになり、深夜に号泣した。
その日から、最終食事時間と就寝時間を計算しながら生活を送るようになった。また、むせてもすぐに逆流してこないように、座りながら眠ることにした。


こんな感じで8ヶ月めは終了。
次は、里帰りをします。

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プライベートな話満載なので有料制にしました。記事のタイトルでその記事のテーマがわかるようにしています。婚活中の時の話、結婚に関しての話、夫…

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