見出し画像

母さん、クヘンする。

ご存じですか「クヘン(区変)」。介護保険をご利用されている方ならなじみがおありでしょう。区分変更です。もうすこし詳しく解説しましょう。

介護保険サービスを利用するには、要介護・要支援認定を受ける必要がありました。要支援1~2、要介護1~5と認定されると、その「区分」によって、介護保険サービス利用にかかる費用が変わったり、介護保険サービスが使える額の範囲が変わったりするのでしたね。

要介護5が一番重くて、常時介護が必要な状況とされています。

要介護認定は、有効期間があるので、更新するときに見直し(再度認定調査からの認定のし直し)が入ります。更新する期間を待たずに、重くなったり良くなったりして今の要介護度を変更したい場合に申請するのが「クヘン=区分変更申請」です。特に在宅介護サービスを受けている方は、要介護の区分によって保険で使える限度額が決まっているので、介護の必要な量が増えると、サービスがあふれてしまうことがある。そこで、介護度を上げるために区変かけるということをよくします。

で、母さんは、絶賛要介護5だったわけです。←過去形

母さんが昨年12月に特別養護老人ホームから介護付き有料老人ホームに移転し、最初に話が出たのは「クヘンをかけましょう」ということでした。母さんが要介護5には見えない。ケアマネさんは断言したのであった。(私もそう思った)

(ちなみに、特養のケアマネさんは、今コロナで要介護認定の有効期間を延長して見直しを延期するという措置がありますで、それを根拠に、絶対要介護認定は入れませんっていうスタンスでした。それどころか、とにかく、母さんは寝たきりで全介助が必要な重症な人っていう(嘘か本気かわからないが)そういうスタンスだったのでした。→要介護5が最強ということは、施設の利用料も一番高いですからね、そういうことなんだろうなと疑っちゃいますけどね)


そんなこんなで、1月1日付で、区分変更申請をしてもらっていたのです。
その後、認定調査も入りました。


最近の母さん。

・車いすで自走できます←特養ではベッドに自分で起きても怒られてました
・ひとりで立って歩くことはできません
・トイレは介助が必要です
・認知機能は年相応
・しばらくの間、つかまり立ちできます
・いつの間にか、勝手に自分で車いすからベッドに移乗してます(ベッドの手すり使用)


さて、母さんの要介護度は!?


ドラムロールの音お願いします。

どらどらどらどらどらどら・・・・


いくつだと思いますか。ちょっとウケちゃいました。


要介護


要介護2になってました。

要介護2か!

要介護2なのか!!!


特養に入れるのは要介護3からが原則。

思えば遠くに来たもんだな母さん。

(回復したからこそではあるのですが)

いいなと思ったら応援しよう!