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静けさの中に

 コロナによる繰延べが明けて、2年目のくんち。
 庭見せや人数揃い、本番、フィナーレと見て回ったが、その時々に強くよぎったのは、今年は踊町じゃない町の静けさと、踊町だった時の様子だ。賑やかな踊町に向かって歩いていると、去年や、その4年前、さらにその前に踊町だった町を通る。すると、その時に賑わっていた様子や、あるいはコッコデショについて回った時のことが、鮮明によみがえる。小さいころからずっと見てきて自分の中にメモリーされている、くんちのいろんな場面が呼び出される感じ。
 この感じは今までもあったのだが、今年は親戚や友だちがあちこちに出ていたからなのか、ひときわ強かった。
 

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