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「愉気」ということ-壊す働きと創る働きのバランス-25

不摂生が完璧になくなると、体に中にある丈夫であろうとする努力もなくなるのです。不摂生を全部なくしても、自分の中壊れる働きが退くだけ丈夫にはならない。人間は壊す働きと、創るはたらきwとで新青島する。そのバランスいきtりるのですから、治す方だけを考えて、壊す方を考えないのは間違いなのです。自然良能が体の壊れた脳治すものなら、病気は体を怖すぎる方の働きと考えるべきなのです。病気になるのも、治るのも通して自然の一つの力です。同じ力であって、対立する力ではない。病気になったり治ったりしながら人間は寿命を全うするのです。病気を経過させれば新しくなる体も、病気にならなければじき草臥れるのです。

せっかく病気になるのだからそれを活用することを考えてもいいと思うのに、それを、ただ治せばいいという一方的な押し付けや、ただ痛みを止めればいいという通り一遍の考え方しかない。痛みがなかったら、何ぜ悪いのかも判らない。
痛みはそういう警告なのです。そして治ろうとしている働きの表れなのです。

ある人が、悪い物を溜め込んでいて、それを出すのに痛がっておりました。腸壁には、パイプのヤニのようにいろんな宿便が付いているのですがら、掃除する働きが起こるのは当たり前なのです。それを他動的に出したのでは、その人自身の力は発揮されない。庇えば庇うほど、だんだんその人の力は弱るのです。







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今日から二十四節気の啓蟄(3/5-3/19頃迄)!
七十二候では啓蟄を3つに分けられ、初候(次候、末候)の蟄虫啓戸 (すごもりむしとをひらく)になります。読んで字の如くですね。

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ふと感じるものを中心に書いています。よろしくお願い致します。