「愉気法」の実習ー合掌行気法-
先ず合掌して指から手掌(てのひら)へ息を吸い込んで吐く。その合掌した手で呼吸する。これをそろえる。やっていると手掌がだんだん暖かくなり、熱くなり、ムズムズ蟻の這うような感じがしてきたり、涼風感があったりするが、そのまま呼吸を続けると手掌がだんだん拡がって室中いっぱいになり、「天地一指」という感じになって、自分がどこへ座っているか、脚も体もなくなって、ただフカフカした雲の中に合掌だけがあるというようになる。
もっとも、初めから誰でもそうなるとは限りませんが、やっていると、いつか