再翻訳:「プラズマ物理学者は赤い惑星上にある神秘的な球体を電孤放電で複製しました」
↑こちらのツイートが元の記事
コスタリカに500個ほど見つかっている球体上の構造物の話。私は最近こういう球体構造物が自然にどうやって形成されるのかの話を黙々と探求されている方から直接聞いたばかりだ。その方が取り組まれている内容が、これまでのあらゆる常識を根底から覆しうるとてつもないものなのだ。私は医学・生物学に傾倒しているが、この内容は文字通りに「あらゆる」学問に影響を及ぼすものであり、当然私の関心領域にも影響してくるので、可能な限りにおいて拡散に協力したいと考えている。
ザ・サンダーボルツという豪州が発祥の団体の発信しているコンテンツで、英語圏では2万人以上の支持者がおり、現代理論物理学に真っ向から反論を挑んでいる。このブログ記事の方はその日本支部での活動を許可されている方で、ほぼ毎日Youtube動画や論文などを翻訳し続けていらっしゃる。
が。如何せん日本語が読み辛い箇所があったので、微修正+解説をつけて記事にしようという試みだ。該当記事リンクが以下の通り。
プラズマ物理学者は、赤い惑星上にある神秘的な球体を電孤放電で複製しました。
2004年1月25日、火星探査車「オポチュニティ」は、"メリディアーニ平原"と呼ばれる火星平原上の小さなクレーター内に着陸しました。
数日後、「オポチュニティ」は太陽系の近代史を塗り替える光景を撮影しました。クレーター壁周辺に散らばっていたBB弾サイズの小球です。火星の鉄分豊富な赤色系の土壌から際立つ青灰色がその命名を促しました。
-ブルーベリーです。
上の写真の左半分は、火星のブルーベリーを様々な倍率で映しています。クレーターの縁に露出している土壌の融合層(?)のように見えるものに埋没しています。
調査チームのメンバーは、無数の小球が火星の土壌に埋没したのだと仮説を立てました。
月日と共に、浸食(自然現象が土壌表面を削ること)がその多くを外に曝し、地表面に取り残したのだと。分光分析によって、火星の小球は「赤鉄鉱の凝結物」と同定されました。赤鉄鉱は鉄分に富むミネラルであり、ブルーベリーの周辺土壌の主成分です。
地質学者は、これらが火星における地球上の凝結物の相対物[※]だと判断しました。これは一般的には、水によって生じるミネラル成分の漏出によって形成されるものと信じられています。
[※]訳注
ある自然現象による地球上の創造物に対応する、同じ原理によって創られた火星の創造物
…と地質学者は解釈した
その原理が「水によるミネラル成分の漏出」
だから↓の記事のように「火星に水が存在する」という言説が生まれた
しかし、これは謎を呼ぶだけです。
凝結物の形成過程に纏わる理論は、検証されていない推測の域を出ません。
凝結が生じる場面を観察、或いは実験室で作成した地質学者はいません。そして、競合理論に反証した者も。(しかし地質学者は、推測を繰り返せば事実と呼ばれるようになることを示してきました。)
長年に亘って電気的宇宙理論家は、凝結の放電現象による形成を検証するよう提案してきました。
2004年8月27日の「今日の一枚」に写る火星のブルーベリーを、テキサス州の赤鉄鉱の凝結物やユタ州の”モキボール”と比較しました。
我々は、凝結物、晶洞(しょうどう)や、その他神秘的な球形地層の電気的起源の可能性を調査する理由を幾つか挙げました。
我々が指摘する従来理論は、専ら化学と力学に基づいています。
しかし、球体を生み出す別の現象があります。
-放電現象です。
プラズマ研究室では、電孤放電が時に窪みのある小球を創り出します。上で見た赤鉄鉱の凝結物のように。放電は、球形の層と明確な赤道と極を生成していきます。電流が生み出す電磁力が電流に対して垂直にスクイズする為です。
これらの特徴は、"自然な"小球にも見られます。
こちらに写るモキボールは、赤道部の膨らみと極地の斑点の両方があります。
晶洞の赤道と極の位置を同定し、石切器で極を切断すると良い見本が得られるのでお勧めします。
この「今日の一枚」が執筆される以前にも、ヴェマサット研究室のプラズマ物理学者CJランソムは、凝結物と火星のブルーベリーの電気的解釈を検証する実験を組み立てていました。
彼は大量の赤鉄鉱を集め、電孤放電で爆破しました。その結果が上の画像の右半分にあります。
電孤放電で創られた埋没した球体は、火星のブルーベリーの特徴の多くを複製したように見えます。同様の結果を達成した実験室工程はありません。より高エネルギーの実験が奨励されます。
ランソム博士の実験的な業績は、惑星地質学の革命的な更正の基礎を築きました。
凝結物が放電現象によってのみ複製可能ならば、我々はもはや凝結物を、
-或は、それらが出土する地層を
-以前の理論の色眼鏡を通して
捉えることはできません。
(凝結物については、明日の「今日の一枚」をご覧ください
当面(赤鉄鉱の凝結物)の問題において、直接的証拠を無視することは困難でしょう。
実験室で生成された小球に関するC.J.ランサム博士とウォレスソーンヒルの論文は、2005年4月17日にフロリダ州タンパで開催されるアメリカ物理学会の全国会議で発表されます。