中央に歩道が伸びるブロードウェイ。駅すぐの歩道には、前回ご紹介したハワードの「三つの磁石(The Three Magnets)」のコンセプト図がありました今日ではよく見る歩車分離の道路。1900年代の計画都市・レッチワースは世界に先駆けて歩車分離が取り組まれ、まちの至る所で歩きやすさ(1歳息子とのお散歩では、特に安心感)を感じます。ブロードウェイ沿いには、ホテルや銀行、商店、スーパーマーケットMorrison’sの大型店などが並びます中央の歩道へのアクセス用の横断歩道。イギリスは日本より信号が圧倒的に少ないですが、横断歩道があれば車はほぼ100%歩行者を優先してくれます。横断歩道の目印、黄色ランプは歩行者フレンドリーな証ブロードウェイは、まちの中心である楕円形の広場、ブロードウェイ・ガーデンズ(Broadway Gardens)につながっています広場の奥、住宅系エリア側には立派な噴水。子どもたちを惹きつける磁石のようですクリスマスシーズンには、噴水と対になる位置にツリーが置かれていました広場を超えた先は、駅側とは道路の断面構成が逆転し、中央に車道、両脇が歩行者用の並木道(冬で葉っぱが落ちて少し寂しげですが)商店はなくなり沿道に並ぶのは焦げ茶色で統一された戸建住宅。前庭、植栽も手入れが行き届いていて、暮らしにゆとりを感じます大学もありましたさらに先には、1908年に英国で初めて設置されたラウンドアバウトもあります。(小さいですが、”UK’s First Roundabout Built circa 1908”と書かれています)。この辺りを横に入っていくと小学校や高校に着きます
開放的で洗練された雰囲気のカフェ駅前にあったのとはまた別の噴水広場「Garden Square」に面しています【導入編】のトップ画像に使ったパブ「The Three Magnets」は、車道を挟んで反対側にも広いテラス席があります比較的小規模な店舗が集まったショッピングセンター書店も広々した歩道に陳列棚を展開
通りには、ベンチや植栽がかなりの頻度で置かれていますプランターは、レッチワース・ガーデンシティBIDによって管理されています。ちなみにそのBID組織の事務所は写真後ろ、The Three Magnetの隣り(奥)にあります買い物客への配慮のため、速度は時速20マイル(32km)に制限されています駅周辺の車道は1車線(一方通行)のためこの幅。横断歩道がないと基本的に車優先なイギリスですが、ここでは歩行者フレンドリーなドライバーが多い印象です少し見えづらいですが、この植栽付きベンチの横では、男の子が水の流れで遊んでいます。レッチワースの商業エリアには随所に水景があり、そこにはすべからく子供達の遊ぶ姿が見られます
こちらは産業エリア(Industrial Area)。日本の幹線道路沿いのような雰囲気で、トヨタの販売店、ガソリンスタンド、家具屋などが立地しています 近くにはヒュンダイ、スズキの店舗もさらには、マツダ、ホンダ、日産もありました。さらに中心部から離れたあたりには、おそらくかつて工場があった跡地を利用して整備された、ビジネスパーク(Devonshire Business Centres)もあります。まだ行けていないため今後行ってみます。駅から歩いて30分ちょっと程度。